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著者 | 真壁仁 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582811063 |
登録日 | 2006/07/28 |
リクエストNo. | 34739 |
リクエスト内容
紅の妖艶と藍の深沈。明と漠。恥じらいながらあでやかに華やぎ、燃え、輝いて消える紅。時には珊瑚礁の上を流れる潮のように冴え、時にはタスカロラの海溝のように深い藍。ハレの色とケの色。熱砂と乾燥の国を原郷に、遥かな旅人のように湿潤の孤島を訪れ、ここに住む人々の心を彩りながら、今も生きている色よ。
詩人、真壁仁(まかべ じん)氏による、紅花と藍についての研究書。その製法と受容史については勿論、日本人の美意識の根底にまで深く分け入った論考がなされており、刊行から30年近くを経た今日においても、紅と藍に関する最高の書籍と言える。写真は石元泰博氏が担当。平凡社カラー新書106として1979年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版16頁:紅と藍
■日本の色としての紅と藍
◇カラー版24頁:最上の紅花
■紅の道
べにばな 胞衣とトドサマ 豪商と大名もの 紅へのあこがれ 原郷への旅 花の歴史 雪国の紅花
◇カラー版24頁:阿波の藍玉
■藍の里
水蒼き川 乱流 三木文庫 藍師 藍の寝床 壺染 ふたたび阿波藍の里へ 雪の里の藍 働き着の中の藍 花雑巾
投票コメント
全1件
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現在においても紅と藍に関する代表的な書物だと思います。復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/07/28)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/28
『紅と藍』(真壁仁)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎