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著者 | 小林責・増田正造 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784582810783 |
登録日 | 2006/07/28 |
リクエストNo. | 34738 |
リクエスト内容
観阿弥・世阿弥父子の天才によって、日本は演劇というジャンルをその文化に加えた。それ以後、現代まで多くの時代を生き抜いて、能と狂言は演じ続けられてきた。このように長生きでしかも新鮮な演劇の例は世界でもまれである。中世の母胎から7世紀をたどった道筋にはまだ謎も多い。歴史の周辺とその展望をくわえて語ってみた。
能楽研究家のお二方による能楽の歴史をたどった研究書。世阿弥が能を作り上げた経緯から、各地で発展、変化した能楽の変遷などについて詳述されている。写真は著者ふたりをはじめ、佐藤明、今駒清則、薗部澄、吉越立雄、矢野輝夫、市島敏男、永井美冶、伊藤千晴、河野利彦、美谷島醇の諸氏が担当。平凡社カラー新書78として1976年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版16頁:能の遺跡めぐり
■世阿弥をめぐる謎(増田正造)
佐渡正法寺世阿弥腰掛けの石 世阿弥生誕六百年祭 世阿弥は楠氏の直系か 世阿弥資料湮滅説
◇カラー版8頁:翁さまざま
■能への道程(小林責)
日本芸能の原点「翁」 新猿楽記の世界 能成立前夜
■室町猿楽記(小林責)
観阿弥・世阿弥の大業 戦国乱世の能
◇カラー版16頁:火と水と風の中の能
■江戸三百年の安泰(小林責)
武家式楽の能 楽しむ能の流れ
■伝統芸術・能楽(小林責)
明治国家とともに 戦後能楽の変容
◇カラー版16頁:暮しと祭の能
■佐渡と黒川の能(増田正造)
農村・漁村に生きる能 雪国の能の里
◇カラー版8頁:能のひろがり
■新しい波とそのゆくえ(増田正造)
芸術創造への挑戦 外国との交流史
投票コメント
全1件
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名著です。ぜひ復刊して欲しい。また、その際には写真製版を向上させて欲しい。 (2006/07/28)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/28
『能の歴史』(小林責・増田正造)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎