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著者 | 木村秀政 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810028 |
登録日 | 2006/06/24 |
リクエストNo. | 34338 |
リクエスト内容
昔は胴体の長い、スマートな飛行機が美しいとされた。コメットや航研機、海軍の彩雲などがその典型である。現在の飛行機では、超音速をめざす三角翼のコンコルドこそ空の女王にふさわしいが、胴体の太いジャンボやトライスターにも逞しさからくる美しさがある。いつの時代でも輸送機としての機能に徹したところから美しさは生まれる。
航空工学博士、木村秀政氏による旅客機案内。30年前の書籍であるため、本書の刊行以降に造られた飛行機は載っていない。しかし木村氏の卓見にみちたテキストと桑原史成氏をはじめ、青木勝、大城弘明、佐藤明、瀬尾央、土橋和夫の諸氏による、資料的にも貴重な写真の素晴らしさはそれを補って余りある。挿絵は山県和彦氏。平凡社カラー新書2として1974年出版。143頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★☆☆
【目次】
◇カラー版8頁:飛翔の美
■線から点へ(加藤秀俊)
東京-ホノルル7時間 速さは観光に必要か 線の旅から点の旅へ 新たな旅の時代へ
◇カラー版40頁:大空の主役たち~世界の旅客機41撰
■折り込み付録:トライスター機体図
■旅客機発達史(木村秀政)
1911年のエアバス 航空輸送の夜明け 幅をきかせた単発輸送機 空のプルマンカー 華やかな飛行艇時代 輸送機の技術革命 ピストンエンジンからターボプロップへ ジェット機時代 新世代のジット機から超音速機へ
■ボーイング747誕生物語(落合一夫)
大量輸送時代の幕開け なぜ超大型機が必要か 超大型機を生み出した技術 ジャンボ機登場のもう一つの理由 ジャンボ機開発上の難問 各種の新設備-操縦室から手洗いまで ジャンボ機を造ったジャンボ工場
◇カラー版16頁:ジャンボ機の頭脳-コクピット 尾翼のいろいろ 飛行場から空港へ(写真:佐藤明)
■航空機と空港のいたちごっこ-航空機の進歩に追いつけ
■HOW TO安全飛行(落合一夫)
投票コメント
全1件
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木村氏の遺産は後世に残して欲しい。復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/06/24)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/06/24
『世界の旅客機』(木村秀政)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎