| 著者 | ウィリアム・S・バロウズ |
|---|---|
| 出版社 | サンリオ |
| ジャンル | 文芸書 |
| 登録日 | 2001/03/17 |
| リクエストNo. | 3426 |
言語は宇宙から来たウィルスなのか? 敵のコントロールラインを切断する方法は?
カットアップ理論と情報戦略、支配からの逃走。
宇宙人が地球を崩壊させるため送り込んできた破壊的昆虫、女怪、細菌は、もともと警察と同じ心性をもっているという点で本書は、コンラッドの『秘密諜報員』、チェスタートンの『木曜日の男』、メイラーの『アメりカの夢』などの系譜に位置づけられる。こうしてノヴァ警察は、マス・メディアを通して報道記事、宣伝、娯楽を与え、言葉を規制して人間の感受性を鈍磨し、自由を薄め、機械人間の支配する管理化の風潮を進めようとしている。パロウズがそれに対抗して提示する黙示録的処方箋は、アインシュタインの宇宙観のようにむいてもむいても無限につづく相対的な世界と、いかなる物質的規定をものがれる中性微子のような登場人物をカット・アップ(切りつなぎ手法)で表現し、言葉の様式化と非人間化へと衰弱させる誘惑の切符を爆発させ、感覚の拡大によって非言語的な意志疎通が可能となる来るべきコミュニケーションのユートピアを先取りすることなのである。
カットアップ理論と情報戦略、支配からの逃走。
宇宙人が地球を崩壊させるため送り込んできた破壊的昆虫、女怪、細菌は、もともと警察と同じ心性をもっているという点で本書は、コンラッドの『秘密諜報員』、チェスタートンの『木曜日の男』、メイラーの『アメりカの夢』などの系譜に位置づけられる。こうしてノヴァ警察は、マス・メディアを通して報道記事、宣伝、娯楽を与え、言葉を規制して人間の感受性を鈍磨し、自由を薄め、機械人間の支配する管理化の風潮を進めようとしている。パロウズがそれに対抗して提示する黙示録的処方箋は、アインシュタインの宇宙観のようにむいてもむいても無限につづく相対的な世界と、いかなる物質的規定をものがれる中性微子のような登場人物をカット・アップ(切りつなぎ手法)で表現し、言葉の様式化と非人間化へと衰弱させる誘惑の切符を爆発させ、感覚の拡大によって非言語的な意志疎通が可能となる来るべきコミュニケーションのユートピアを先取りすることなのである。
投票コメント (全88件)
2006/03/08
2006/03/08
2004/06/22
2004/06/22
2004/03/02
2004/03/02
2003/07/16
2003/07/16
2001/10/23
2001/10/23