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著者 | 那谷敏郎 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810400 |
登録日 | 2006/06/13 |
リクエストNo. | 34234 |
リクエスト内容
少年の日に観た一枚の画。不条理に長い顔の皇帝や天使の虚ろに開く眼に見つめられ、ビザンチンは私の宇宙となった。西ローマ帝国滅亡後1千余年、東欧西亜に君臨した帝国の栄華は今なおギリシャに残る。そして帝国最後の聖域アトス。人間も動物も女人禁制、異なる暦と時をもつ異次元の世界で祈る隠者の瞳に、あの幼い日の悲しい眼を見出したのだ。
ジャーナリスト出身の歴史家である著者が、世界各国の聖域を訪ね、その歴史を探る聖域行シリーズ第1巻。稲村不二雄・平林正久氏による写真も多数収録。平凡社カラー新書40として1976年出版。142頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★☆
【目次】
◇カラー版8頁:ビザンチン帝国の象徴
■ビザンチン帝国への誘い
あの虚ろな悲しい眼 日陰の存在だからこそ
◇カラー版8頁:ビザンチン文化の精華
■生きたビザンチンを求めて
ローマ帝国は在りつづけた 寵妃テオドラ トルコ的・スラヴ的・アラブ的 千二百年前への恨み
◇カラー版16頁:エーゲの海に、ギリシャの岩山に
■死にゆくビザンチンを訪ねて
サントリニ島の城塞跡で 文化複合のロードス市 岩山僧院での破戒的心情 ラコニアの幽霊都市 1453年5月29日、首都陥落
◇カラー版32頁:奇蹟の聖山アトス・世紀を超える僧院と宝物群・働く僧侶、祈る隠者
■異なった暦と時の中で
伝統、歴史、そして準備 聖山(ハギオン・オロス)の第一日 一時間の距離の旅 ついに隠者の谷へ 首長交代式が撮れた 聖山のゆくえ
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読後レビュー
NEWS
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2006/06/13
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ジムニー