10 票
著者 | 白崎秀雄 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2004/11/11 |
リクエストNo. | 26827 |
リクエスト内容
今も昔も美術品に付きまとう真贋問題。古美術評論界の泰斗、白崎秀雄が昭和期に起こった十の事件について、歴史的な背景から仔細な検証を行ない、その実態を描いた大著。
日本エッセイストクラブ賞を受けた氏の代表作、1965年出版。当時の定価は980円。
オーナー評価★★★★★★★★☆☆
【目次】
第1章 春峯庵事件(1934年)附・「春峯庵秘事録」
第2章 藤田平太郎男爵邸の庭石(1934年)
第3章 ルノワールの秀作「少女」(1962年)
附・滝川太郎製ヨーロッパ名画
第4章 永仁銘瓶子(1960年)附・「松留窯」の意味について
第5章 「天平の地金」論争―金銅四耳鐶壺の謎―(1965年)
第6章 仙崖ヨーロッパ巡回展の贋作(1961年)
第7章 「新発見・佐野乾山(1962年)
第8章 「贋作」北大路魯山人(1964年)
第9章 複製だった「ピカソ陶器展」(1965年)
第10章 現代製「初期伊万里」(1962年)
第11章 エッセイ・真と贋の間
投票コメント
全10件
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本物より優れた贋作ははたして芸術と呼べるか。この論点がこの本のテーマと読み取れますが、現在に至るまで、答えは出ていないように思えます。結局、欲に駆られた人間が存在する限り、永遠に続く問題なのでしょう。GOOD!1
真贋関係の書物は現在沢山出版されておりますが、それらに先駆けたこの大著は現在でも大きな価値を持っているにもかかわらず、今まで再版されたことがありません。是非復刊を望みます。 (2004/11/11) -
読んでみたいです (2010/09/08)GOOD!0
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永久傑作。 (2009/11/11)GOOD!0
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これは有名な本ですね。昭和40年ごろ、かなり話題になったそうです。GOOD!0
アマゾンでは6千円もしていて、とても買えません。復刊してください。
美術愛好家のために。 (2009/10/01) -
読んでみたいです。よろしくお願いします。 (2009/09/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/11/11
『真贋 美と欲望の11章』(白崎秀雄)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎