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著者 | 田中英夫・竹内昭夫 |
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出版社 | 東京大学出版会 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784130311267 |
登録日 | 2004/09/16 |
リクエストNo. | 25944 |
リクエスト内容
法の目的を実現する手段は多種多様であるにもかかわらず,なぜ日本では私人(=一般人)による法・法制度の利用は少ないのか.日本の法制度の特質と実態を分析し,日米比較を通じて一般人による法の実現の必要性を説く.巻末対談は,格好の現代日本入門.(東京大学出版会HPより)
投票コメント
全7件
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ロースクール時代で学生の関心が技術的な解釈論へと傾斜しがちな今だからこそ,早い段階で読ませたい。絶版品切れになっていてびっくりした。このような名著に接する機会を若い学生から奪ってしまう出版社の責任は重い。 (2012/02/09)GOOD!1
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法科大学院の設置・開設等、近時わが国においては、司法分野においてもアメリカ化が進行しつつある。しかし、それが、果たして日本の法慣習や風土に合致し日本国民の利益に資するものなのか、それとも、グローバリゼーションの名のもとにアメリカの覇権に飲み込まれるだけなのかを検討するための基本文献として、復刊を希望する。もう手遅れかもしれないが。 (2005/06/13)GOOD!1
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司法改革の渦中にある今だからこそ、読まれるべき書物である。GOOD!1
消費者に迎合するような安易なキャッチコピーに表紙を覆われた書物とは異なり、日本人の特質や比較法学的見地からの深い考察に基づいた書物であることを期待している。司法改革の行方・帰趨に対してだけではなく、法律を学ぶ意義・姿勢に新たな視点を見出してくれる書物ではないだろうか。
以上のような期待・予測から、復刊を希望するものである。 (2004/09/17) -
『お二人のご著書は、「われわれの知恵で世の中を動かす一つの手段が法だ」(同書二二七頁〔武内発言〕)、そのような手段として日本の法をよりよい形に変えていこう、という熱い思いが伝わってくる名著です。私は、若いときに読んで感動して以来大きな影響を受けてきました。試験に通るためとかそういうことではなく、何のために法学を勉強するのか、ということを考えるうえで、学生の皆さんに是非読んでいただきたい本だと思います』GOOD!1
(佐伯仁志・道垣内弘人「刑法と民法の対話」二九二頁〔佐伯発言〕(2001年))
私も法学を学び、法曹を志すものとして、偉大な先生方の思いに触れたいと考えました。 (2004/09/16) -
アメリカ法に関する古典であり、今なお重要性は失われていない。 (2021/04/05)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/09/16
『法の実現における私人の役割』(田中英夫・竹内昭夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
drompa