52 票
著者 | 鈴木 尚 他編 |
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出版社 | 東京大学出版会 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784130660518 |
登録日 | 2004/08/18 |
リクエストNo. | 25517 |
リクエスト内容
第1部 徳川将軍墓と遺品(増上寺と徳川将軍家;発掘の経過;埋葬された人々の略伝と系譜;墓の制度と構造;徳川将軍墓の副葬品);第2部 徳川将軍および家族の遺体(頭骨;四肢骨;歯;毛髪;血液型)
『増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体』(ぞうじょうじとくがわしょうぐんぼとそのいひん・いたい)は、1958年から1960年にかけて、増上寺の徳川将軍家墓地の改葬に際して行われた、将軍家の人々の遺品や遺体の調査結果を、東京大学の鈴木尚など、この調査に関わった研究者たちがまとめた報告論文集。鈴木尚、矢島恭介、山辺知行の共編で、1967年に東京大学出版会から刊行された。
歴代の将軍の遺品、遺骨に関する様々な観点からの調査の報告は、医学、人類学、歴史学などの分野にとって非常に貴重な資料となっている。
遺体・遺骨の調査を行った鈴木尚がのちにより一般向けに書いた『骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと』と比較すると、増上寺の徳川将軍家墓地についてかなり詳しい情報を掲載し、巻末には発掘された遺骨や遺品などの写真が豊富に掲載されているため、この調査に関するより詳しい情報を得るには必読の書籍となっている。
投票コメント
全52件
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普通なら拝めるはずもない、何百年も前の人間の遺体、それがしかも徳川の将軍のものとなれば歴史好きでなくとも異様な興奮を覚えるはず(?)。GOOD!1
しかも埋葬ではなく保存のために特殊な水に遺体を漬けていたとか。これを見ずして死ねようか。少しタイムスリップに似た感覚の喜びがあり、江戸以前に生まれられなかった自分でも歴史と関われるということを知れたら。
ぜひ手元に置いて舐めるように眺めまわしたい。 (2009/01/08) -
とにかく日本史が大好きで、いろいろな本を集めている中、調べ物をしてる最中にこの本を見つけ、すごく読んでみたいと思ったから。GOOD!1
徳川の将軍として歴代務めていた人がどういう人物だったのかというのを、実際に会って話をしたりする以外では遺骨を調査するほど確かであることはないと思うので、私も少しでも多くの知識を読んで増やしたいとおもったからです。 (2008/01/06) -
筆頭著者の鈴木尚氏は2004年10月になくなられました。「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」も読みましたが、当時のことをより詳細に知るすべは、もはや本書しかないのではないかと思われます。ぜひとも復刊してほしいです。 (2006/06/22)GOOD!1
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昔から歴史に興味があり、菩提寺の大本山が増上寺である事が、GOOD!1
最大の理由ですが、私は昭和40年代生まれで、現在の増上寺が今より大きかったことや、つい最近まで重要な文化財が有った事自体、知りませんでした。
週刊誌フラッシュの2004年12月21日号の「墓所跡にホテル建設で堤義明に徳川秀忠の呪い」で本書の事を知りました。
中古の販売価格を調べると、高額になっていて手が届きません。
復刻をお願いします。 (2004/12/12) -
私は現在高校生ですが、将来徳川家(特に、一番情報が少なく精神面などでも謎とされた家定)の研究をするべく大学進学をしたいと思っているのですが、この本だけはどこを探しても見つかりませんでした。GOOD!1
なので、どうしても復刊して欲しいのです。御願いします。 (2004/08/18)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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増上寺 徳川将軍墓とその遺品・遺体 | 30,800円 | アマゾン |
NEWS
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2009/09/10
徳川将軍家15代の謎を解き明かした、伝説の歴史書!『増上寺 徳川将軍墓とその遺品・遺体』 (57票)復刊決定! -
2004/08/18
『増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体』(鈴木 尚 他編)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
柳生利麿