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著者 | シャルル・ケックラン 著 / 清水脩 訳 |
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出版社 | 音楽之友社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784276103702 |
登録日 | 2003/02/03 |
リクエストNo. | 14589 |
リクエスト内容
近代フランスを代表する作曲家であるシャルル・ケックランが書いた和声書です。主に近代以降、調性が限界に近づいている頃の和声をとても丁寧に分析、解説してあり、譜例も豊富で本当に興味深い本です。ケックランは、フォーレの弟子であり、「ペレアスとメリザンド」の編曲を任されたほど師フォーレから信頼を受けていました。主に理論書などで有名になってしまったせいか、近年になるまであまり自身の作品は注目されていませんでしたが最近ようやく、それらの録音も増えてきました。彼の作曲上の姿勢は、特に前衛を非難するでも擁護するでもなく注意深い立場をとっているように思えます。その注意深さはこの著書の和声分析などにも如何なく発揮されており、大変繊細な和声感覚を目の当たりにする事ができます。
投票コメント
全65件
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作曲家として、そしてまたプーランクを始め多くの音楽家の教師として業績を残したシャルル・ケクランの著作のなかの中心をなす書籍です(これすら彼の大部の著作の抄訳なのですが)。今改めて読み直す価値のあるものと考えています。 (2023/06/15)GOOD!1
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ケックランの和声についての考え方を知りたいです。 (2017/07/10)GOOD!1
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松平頼則氏の近代和声法のネタ本とも言えるこの本。GOOD!1
ケックランの、宇宙的とも言える知識と視野の広さを、この本で
感じることが出来る。感動的な和声法の書物です。私自身は所持
していますが、絶対に必要な本と思いますので投票します。 (2005/01/11) -
美しい旋律と和声をもち、自然や天文に深く親しんでいたという感性を感じさせるケックランの音楽は、紹介さえされれば日本ではきっと、敏感に反応を示す人は少なくはないような気がします。この本も、時がたった今でもその存在を耳にする名著です。ぜひ手元に置いておきたいです。 (2003/07/05)GOOD!1
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近代以降の和声を分析的に分かり易く取り扱っている本は大変珍しく、この「和声の変遷」ほどその内容が充実しているものは、はっきり言って皆無だと言わざるを得ません。そのようなすばらしく貴重な本が絶版のままではもったいない!また、著者のケックラン自体が最近作曲家としても注目を浴びつつあるので、彼の著書を復刊するのは、タイムリーでもありと思います。 (2003/02/03)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2003/02/03
『和声の変遷』(シャルル・ケックラン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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palmé