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かいこなつかさんの公開ページ レビュー一覧

レビュー

  • 秘密戦隊ゴレンジャー 1975 [完全版]

    石ノ森章太郎

    懐かしの作品

    として戦隊もので作品を上げるならば、これが間違いなく候補になります。分かりやすく5色に隊員が色分けされていて、そのどの色が自分がいいと友達と競い合ったのを憶えているほど夢中になりました。今となっては、なぜそこで盛り上がれたのか不思議ではありますが(苦笑)当時はそういう表面的なことしか関心が及ばず、こういう作品やヒーローの秘密というものは知りませんでした。そういう設定があったのか!?テレビ放送では語られない裏の豆情報みたいなものを一つ一つ目を通しているだけで時間が過ぎ去っていくのも忘れ、じっくり隅々まで読みました。「実は~だった!?」という、戦隊ものをそういう観点から対象を見てみたいと思っているならば、本書はお勧めです。さー、配信チャンネルでゴレンジャーでも見てみようかなと思います。(2019/07/15)

  • ドイツ装甲部隊史 1916-1945

    ヴァルター・ネーリング 著 / 大木毅 訳

    名前は知れども

    ドイツ機甲師団、よく見聞きする名ですが、実際はどのようなものであったのか把握できていない人が多いのではないでしょうか。かく言う私も歴史、軍事の雑誌で見聞きした知識しかなく、「そうなのか」「こうあるからきっとそうなのだろう」という漠然としたものでしかありませんでした。グーデリアンと共に創設期から中心的人物のヴァルター・ネーリングが書き記した著作だけに実態を詳らかに解説されており、資料としても貴重な作品だと思います。第二次世界大戦や軍事についてだけでなく、組織の構成して上手く機能させるヒントがあるやもしれないと個人的には印象を抱きました。ただ、ドイツは敗戦しただけに、それと同じ道を辿らないように教訓も得ないといけませんが。(2018/08/29)

  • 二〇世紀満洲歴史事典

    貴志俊彦 松重充浩 松村史紀 編

    世界最終戦争

    石原莞爾、軍人にして思想家とも言うべき彼とその「世界最終戦争」を読む参考書物としてこの作品を購入しました。満州事変や支那事変に至るまで何があって、どのような人物が関わっていて各国の思惑があったのか、その相関図を知るのには便利でした。書物ではありますが、作品として楽しむというよりは「―事典」とありますので正しく補足情報を得たり、参考書・辞典のような役割を果たしてくれて助かりました。もちろん、ここに書かれていることが著者、編集者、出版社のフィルターを通しているだけに、全て動かしがたい事実とは思い込むことはありませんが。とにかく、あの時代の、あの地域周辺の歴史を理解する上での一助となってくれるものだと言えると思います。(2018/03/08)

  • 完全版 平凡パンチの三島由紀夫

    椎根和

    華やかな照明の下で

    作家、文豪である三島由紀夫は書斎に篭って執筆活動をする内なる人、謂わば。その反面、外の人としてマスコミの取材を受け、テレビや映画に出たり、鍛え上げられた肉体美を誇示するかのように雑誌にモデルとして登場する。その両極端な側面はどこからくるものだったのか、なぜ外に出る、人に自らの思想だけでなく物質物体でもある体や姿を他の作家と比べて積極的にしたのか。その端緒をこの密着取材した結果で書かれた本に垣間見られるのではないかと思い、購入して興味深く読みました。あくまで著者の視点であり、そのフィルターを通した三島由紀夫ではあるものの、改めて未だに魅了して止まない偉人であると再確認できました。(2017/02/12)

  • さくら学院 中元すず香 2013年 3月 卒業 完全版

    可憐ガールズが続くアイドルとしての集大成

    自分がアイドルをやり、アイドルソングを歌うとは思わなかった。卒業を間近に控えたイベントで彼女はそう述べていました。しかし、終えたみて、確実に中元すず香の芸の肥やしとなり、大きく成長させる要因となった。それが疑いようのない事実なのは、歴代の卒業生がさくら学院があったこそ今の自分があると口々に語ることからもよく分かる。中元すず香もまた特別な存在であると包み隠さず話す。一体何がそこまで強い思いを抱かせるのか、本書に収められた入学から卒業まで成長していく中元すず香の写真を追って垣間見ることができる。ファンならば、いや、まだ興味を抱き始めているという人も手に取ってみてはどうか。オススメする。期待を裏切られることはない。(2015/04/01)

  • ゾルゲ謀略団

    竹内春夫

    陰謀を隠すための「また陰謀論か」の目くらまし

    何かと世間を騒がす朝日新聞、どうやら当時から反社会性人格の巣窟で国益を害していたことがよく見て取れた。尾崎秀実、この男、何を隠そう朝日の記者(編集員?)。政府は何とか打開策を下がりつつ世界各国と協調路線を取り、軍は国軍・皇軍として戦線不拡大を標榜していたにもかかわらず、なぜか国内からは戦争しろの声に叩かれる。引くに引けない状態になっていったその裏には何があったのか。どういう力が働いていたのか。米国によるハルノートという戦争宣言書とおぼしき死刑宣告書を叩きつけられて真珠湾攻撃へと繋がったわけだが、そこにも共産主義者の影があった。ルーズベルトの側近であったハリー・デクスター・ホワイトはコミンテルンのスパイであったし、戦後のマッカーシーの赤狩りが吹き荒れたように我が国に限らず共産主義者に汚染されていた事実がある。共産主義・コミンテルンのネットワークは世界各国に張り巡らされていて、ほぼ彼等の思惑通りに日米は対立へ向けて掌の上で踊らされていたのが本書でよく分かる。北の脅威・反共の戦いを国是の一つとしていた大日本帝国がなぜ南進をどんどん進め、米英と対立を避けられない状況に陥ってしまったのか。特に朝日新聞が、尾崎秀実がなぜ南進、南進と論壇を張り、米英を討てと世論を煽り、熱狂させたのか。その結果、誰を利することになったのか、この本を読めばバラバラであったパズルが組み合わさって全体像が見えてくる。昨今のリベラル・グローバルスタンダードを理解する端緒になるかもしれない。おススメする。(2014/09/04)

  • ブラック・ジャック大全集 全15巻

    手塚治虫

    色褪せぬ名作!

    既にブラックジャックは全巻所有しているのですが、秋田書店のを、フルカラーで再編集されて発売されているとあって俄然欲しくなりました。一冊だけ試しに先ずは買って読んでみたところ、まるで映像化されたオリジナルアニメを見ているかのような臨場感溢れる作りに手に汗を握り食い入るように読み耽ってしまいました。今にも画が動きだし、私の頭の中では声優さんの声が聞えたような錯覚さえするほど。何度も読み返しているブラックジャックですが、今回も全く退屈することなく作品を満喫できました。バーチャルリアリティーという言葉に倣い、さしものバーチャルアニメといったところですか。お奨めです!(2013/11/22)

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