陰利夫さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
いやーなつかしい。小学校の頃、図書館で借りて読みました。
講談社からミステリーランドというシリーズが出てますが、
何と言っても海外の名作を読ませて、
ミステリーのなんたるかを教えたい。
イラストも素晴らしい。(特に『赤い家の秘密』)
横尾忠則も描いているらしい。
2004/02/19
「夕焼けの詩」(「三丁目の夕日」)がコンビニで売られるようになったというのに、この「地球最後の日」だけはどこにもないのだ。「夕焼けの詩」は50年代の日本の家族を描いているが、この短編集が描いているのは6,70年代の一人暮らしの都会生活だ。貧乏で四畳半に住んでいるんだけど、タートルネックにジャケットを羽織ったりして、それなりにおしゃれにも気を使っている。部屋には培養しているキノコたち。本棚にはニーチェや小林秀雄の本が何気なく置かれている。梅雨の夕暮れに窓を開けて表を眺めていると、しめった畳の香りが何とも心地よい。孤独でちょっと空虚で、しかしどこか楽しいあんな生活は、多分、ワンルーム・マンションに住んでいる今の若者たちにはもうないのだろう。それだけに貴重な本だ。西岸良平の主人公は時々目をつむっている。あれは薄い幸せに十分に満足している人の顔だ。今ぼくたちに必要なものは、そのような慎ましい生活態度ではないだろうか。ぜひそばに置いて参照したい。
2003/03/07
「夕焼けの詩」(「三丁目の夕日」)がコンビニで売られるようになったというのに、この「地球最後の日」だけはどこにもないのだ。「夕焼けの詩」は50年代の日本の家族を描いているが、この短編集が描いているのは6,70年代の一人暮らしの都会生活だ。貧乏で四畳半に住んでいるんだけど、タートルネックにジャケットを羽織ったりして、それなりにおしゃれにも気を使っている。部屋には培養しているキノコたち。本棚にはニーチェや小林秀雄の本が何気なく置かれている。梅雨の夕暮れに窓を開けて表を眺めていると、しめった畳の香りが何とも心地よい。孤独でちょっと空虚で、しかしどこか楽しいあんな生活は、多分、ワンルーム・マンションに住んでいる今の若者たちにはもうないのだろう。それだけに貴重な本だ。西岸良平の主人公は時々目をつむっている。あれは薄い幸せに十分に満足している人の顔だ。今ぼくたちに必要なものは、そのような慎ましい生活態度ではないだろうか。ぜひそばに置いて参照したい。
2003/03/07