14 票
著者 | 西岸良平 |
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出版社 | 双葉社 |
ジャンル | コミック・漫画 |
ISBNコード | 9784575811278 9784575932218 |
登録日 | 2003/02/21 |
リクエストNo. | 14898 |
リクエスト内容
23編が収録された短編集。
収録作品は「地球最後の日」「ミイラの論理」「番茶キノコ健康法」「死神」「街あかり」「海底人8823(ハヤブサ)」「伝言」「ラーメンの味」「勝利者」「数学」「ダンディ」「スター」「雨」「うなぎ」「ゆきつり初雪」「赤い灯青い灯」「終わりなき悪夢」「恐怖の雪男」「全自動人間屠殺機」「刑事物語」「義経伝説」「犬たちの午後」「少年記」。
SF・不条理・残虐・ほのぼのと盛り沢山の短編集。初期の西岸作品の魅力が最大限に表現された傑作ぞろいです。
絶版だなんてもったいないです。
投票コメント
全14件
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「夕焼けの詩」(「三丁目の夕日」)がコンビニで売られるようになったというのに、この「地球最後の日」だけはどこにもないのだ。「夕焼けの詩」は50年代の日本の家族を描いているが、この短編集が描いているのは6,70年代の一人暮らしの都会生活だ。貧乏で四畳半に住んでいるんだけど、タートルネックにジャケットを羽織ったりして、それなりにおしゃれにも気を使っている。部屋には培養しているキノコたち。本棚にはニーチェや小林秀雄の本が何気なく置かれている。梅雨の夕暮れに窓を開けて表を眺めていると、しめった畳の香りが何とも心地よい。孤独でちょっと空虚で、しかしどこか楽しいあんな生活は、多分、ワンルーム・マンションに住んでいる今の若者たちにはもうないのだろう。それだけに貴重な本だ。西岸良平の主人公は時々目をつむっている。あれは薄い幸せに十分に満足している人の顔だ。今ぼくたちに必要なものは、そのような慎ましい生活態度ではないだろうか。ぜひそばに置いて参照したい。 (2003/03/07)GOOD!1
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子供ながら面白いと思った。GOOD!0
もう一度読みたい!! (2013/05/10) -
西岸良平さんが大好きなので。 (2006/05/28)GOOD!0
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これだけ持ってなくて読みたいんです! (2006/02/05)GOOD!0
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他の人には作れない世界だと思います。GOOD!0
ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。 (2005/06/07)
読後レビュー
NEWS
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2003/02/21
『地球最後の日』(西岸良平)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
陰利夫