吉本稔さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 公開ページTOPへ 復刊リクエスト投票 素晴らしい装束の世界 【著者】八條忠基 昨年図書館で目にして購入させていただいたのですが、ギリギリで絶版になるとか・・・。有職の学び初心者として使用した感想は初心者にも分かりやすい・読みやすい書籍です。図版もカラーを多用し、豊富で古典に出てくる衣類をイメージするのに非常に参考になります。その内容にもかかわらず敷居の低めな価格も魅力的だったのですが・・・絶版ですか・・・。微力ではありますが復刊投票させていただきます。(2013/08/26) 平安時代史事典 【著者】角田文衛 図書館に通って調査対象の項目を書写させていただいておりますが、普通に読むだけでも趣向深い書籍です。同時代の諸相を概括した、重厚な工具書の範疇を超えた知識の集積です。復刊希望。(2012/10/31) アメリカ皇帝になった男の話 【著者】佐山和夫 合衆国皇帝に関する史料がかつて存在していたと言うことでしたらぜひ復刊を希望します。(2010/09/29) 画集ジャック・カロ 【著者】ジャック・カロ著 谷口江里也編著 三十年戦争を取り上げられる際は必ず図版として『戦争の惨禍』が取り上げられるほどの名の知れようでありながら、まとまった書籍のないジャック・カロの画集があったと聞いてやって来ました。 銅版画の革新的な手法の開発も彼の手になると聞き及びましたので、ぜひとも復刊を希望いたします。(2009/10/19) 実利論 上・下 【著者】カウティリア 著 / 上村勝彦 訳 「韓非子」以外に実利・冷徹に焦点を当てた東洋権力思想本と聞いて興味を持ったのですが、その頃には見かけても片方しかない書店がただ1件しかなく、他で見ないと思っていたら絶版と来ました。『ニーティサーラ』は手に入るのに、それと平行して参考にすべき本がないのは如何にも欠落としか申し上げられません。マキャヴェリの如き西洋権勢思想が主流の昨今、それすら赤子の手を捻るようなと言われる冷徹な思想に触れてみたいので是非とも復刊を。(2005/01/20) カスティリオーネの庭 【著者】中野美代子 この画家に入れ込んでいるからです。ただでさえ史料の乏しい画家の史料に足る書籍を更に失ってゆくのは学問上の損失でもあるからです。加えて、小説と言う形で江湖に認知される確率が低くなる恐れもあるためです。作品自体も幻想小説の中で白眉と言っても過言では無い作品。文庫サイズでの復刊を是非に希望いたします。(2005/01/13) 恐竜1億年 【著者】R・マースティン これまた懐かしい、影響を受けた作品です。確かタイムリミットがあったとか位しか覚えていませんが、子供心に大変スリリングかつダイナミックなSFアドベンチャーでした。今では大体の筋しか覚えていなくてもういちど拝見したく思っていました。近日刊行の子供向けSF全集に収録されているのが見つかりましたが、独自に文庫化して頂きたい作品であります。(2004/08/31) フーシェ革命暦 【著者】辻邦生 ストイックかつ冷め切ったようで実はその中に暖かいまなざしと優しさを持つ、それでいて硬質な文体。キャラクターの内面を鋭く抉る描写。故辻邦生氏の各作品を通したその文体が好きです。なおかつツヴァイクの『ジョセフ・フーシェ』と比較してみたい作品でもあります。是非とも常時手元における文庫での復刊を望みます。(2004/05/05) 秘密の動物誌 【著者】ジョアン・フォンクベルタ/著 ペレ・フォルミゲーラ/著 管啓次郎/訳 高校の頃図書館で見たのが最初です。それはもう衝撃と感動入り混じった奇妙な出会いとなりました。写真と言う「真実」で捉えられた、驚くべき奇妙な生き物たちのフィールドワーク報告書としての体裁を備えた、20世紀の怪物図鑑の怪作と言えるでしょう。ユニークな発想とリアリスムあふれた描写。既存の生物学に真っ向から、しかし控えめに挑戦する知性と感性のエンターテイメント。これも絶版になってるとは損害としか言い様もありませんが・・・微力ながら復刊活動への尽力とさせて頂きます。(2004/02/23) 鼻行類 新しく発見された哺乳類の構造と生活 【著者】ハロルド・シュテュンプケ 思索社版が絶版になって以来、大学の頃にやっと博品堂版を手に入れた。しかし近年博品堂がつぶれて残るは平凡社ライブラリー版のみ。でもあれは全部そのままが掲載されているのではないですし・・・。鼻行類ファンとしては矢張りこの本はまるっと全部読んでいただきたいですね。想像力の無限の可能性を象徴する本だと思いますから・・・。(2002/12/08) マンアフターマン -未来の人類学 【著者】ドゥーガル・ディクソン 著 / 城田安幸 訳 今現在、「生物としての」進化を拒否している「人類」。その代わりに「人工的な進化」を導入したらいったいどうなるだろう―?そして「人工的進化」を遂げた人類が再び「生物本来の進化」に舞い戻ったら―?禁忌ともいえる、「人類」以後の「人類」たちの「可能性としての、理論的想像図鑑」。最初に見たのは高校生の頃、余りの衝撃にしばし呆然としたのを覚えている。「人類から派生した限りは「人類」と規定するべきなのだろうが、果たしてこれは「人類」と呼べるもの代物だろうか?」と言う感想が真っ先だった。昨日これを図書館で借りてじっくり観賞したが、やはり衝撃的であったのは否めない。人類を徹底的に「生物」として扱い、突き放した視点で冷徹に記述する姿勢には鬼気迫るものがある。『アフターマン』を「名著」とするならこちらは「奇著」に分類すべきであろう。生命論理が絡むクローン議論で騒然としている現代世界だからこそ復刊すべき書籍。ただ気の弱い方には観覧する覚悟がいる書籍でもあります。(2002/05/30) 戦史 全3巻 【著者】トゥーキュディデース 以前復刊された際(1998)に購入して、余りのストイック文体に感嘆した。歴史を記述すると言うことはこういうことなのだという緊張感にあふれた本。また絶版になったんかい。ヘロドトスが継続して店頭販売しているのにこれだけが絶版と言うのはおかしいので、非才を省みず復刊運動に加わらせていただきます。(2002/04/25) 潜行三千里 【著者】辻政信 ノモンハン事件がらみで名前は知っていたが、『虹色のトロツキー』でキャラクターとしての表現を見かけて以来、どんな思想の持ち主か、興味がわいたので。本人が執筆している点が非常に興味深い。(2002/04/25) 幸田露伴 【著者】塩谷賛 『運命』を読んで興味を持ったので。(2002/04/25) 劉裕 江南の英雄 宋の武帝 【著者】吉川忠夫 私はたまたま古本屋で手に入れたのですが、魏晋南北朝概説書がほとんどない現状から、これはきわめて読みやすい上、貴重かつ重要な書籍です。あと、一個の人間がたどった物語としても十分面白いので、復刊していただいて、この時代の面白さを広範に普及したいものです。(2002/04/25) アナバシス 敵中横断6000キロ 【著者】クセノフォン 1万人を引き連れて敵中突破するとはどういうことか、その管理者となった人間の心の内を知ってみたい、『傭兵の2000年史』を読んで更にその思いは強くなったものの、書店で見かけることがなかったものですから、こちらを御頼りした次第です。(2002/04/25) 戦略論 間接的アプローチ 【著者】リデル・ハート 以前別府の本屋で販売していたのを見たのだが、金銭的に厳しかったので購入を見送ったら売れてしまった上、絶版ときました。原因やプロセスの言及もせずにただ理想論的に安易な戦争批判する人間に対する反論、いたずらに戦争賛美する人間に対する忠告の書として、研究した上での「戦争」批判をする際に理論武装出来る絶好の書。孫子系の柔軟な思考体系で戦争を総合的に考察しているので、アメリカ式「力の正義戦争」の弱点がありありとわかる。現代を考察する点でも、まさに今必要とされている書籍であると考えるので、ぜひとも復刊希望します。(2002/04/25) ヴァレンシュタイン 【著者】シルレル 30年戦争および軍事史上でも類を見ない大傭兵軍団を抱えながら、その強権のゆえに非業の死を遂げた傭兵隊長に興味を持った際、この本の存在に突き当たったものの店舗販売されているのを見たことがないのでこちらを頼りにさせていただきました。(2002/04/17) 中国の城郭都市 殷周から明清まで(中公新書1014) 【著者】愛宕元(おたぎ はじめ) 図書館で一読してから、読みやすさや情報の微細さに惚れてネット古書などで散策してみたものの全く取り扱っていない事からそう考えていたのですが、まさか本当に絶版とは・・・。中国城郭変遷史概説書として大変読みやすいので復刊していただけるとありがたいです。(2002/03/07) 恐竜大紀行 【著者】岸大武郎 「生命は皆命ある限り限り喰わねばならないのだ(最終回より)」と言う生態系のおきてに徹底的に焦点を当てた恐竜漫画の傑作。何より、恐竜の生態を出来るだけ擬人化を省いて、ドキュメンタリータッチでドラマ化するという、当時としては革命的な作品であり、ジャンプ連載作品の中で最も次回を楽しみにしていたのを思い出す。学問の発展上、すでに学説として成立しない部分や、復元が古典であると言う点もあるが、生命の本質「喰う、喰われる」の輪廻のドラマが焦点であるので、そんなものはどうでもいい、そんなオーラが出ている「古典」である。もし未読の方で、『驚異の恐竜王国』をごらんの方がおられたら、そのコンセプトの先見性に驚かれるであろう、そんな凄い作品。出来れば、文庫版で復刊して欲しい作品です。朝日の『恐竜学がわかる』にすら載ってなかったのはどういうことだ、アエラ(怒)?(2002/03/05) 前へ 1 2 次へ
復刊リクエスト投票
素晴らしい装束の世界
【著者】八條忠基
平安時代史事典
【著者】角田文衛
アメリカ皇帝になった男の話
【著者】佐山和夫
画集ジャック・カロ
【著者】ジャック・カロ著 谷口江里也編著
銅版画の革新的な手法の開発も彼の手になると聞き及びましたので、ぜひとも復刊を希望いたします。(2009/10/19)
実利論 上・下
【著者】カウティリア 著 / 上村勝彦 訳
興味を持ったのですが、その頃には見かけても
片方しかない書店がただ1件しかなく、他で見ないと思っていたら
絶版と来ました。
『ニーティサーラ』は手に入るのに、それと平行して
参考にすべき本がないのは如何にも欠落としか申し上げられません。
マキャヴェリの如き西洋権勢思想が主流の昨今、
それすら赤子の手を捻るようなと言われる冷徹な思想に
触れてみたいので是非とも復刊を。(2005/01/20)
カスティリオーネの庭
【著者】中野美代子
ただでさえ史料の乏しい画家の史料に足る書籍を
更に失ってゆくのは学問上の損失でもあるからです。
加えて、小説と言う形で江湖に認知される確率が
低くなる恐れもあるためです。
作品自体も幻想小説の中で白眉と言っても過言では無い作品。
文庫サイズでの復刊を是非に希望いたします。(2005/01/13)
恐竜1億年
【著者】R・マースティン
フーシェ革命暦
【著者】辻邦生
実はその中に暖かいまなざしと優しさを持つ、
それでいて硬質な文体。
キャラクターの内面を鋭く抉る描写。
故辻邦生氏の各作品を通したその文体が好きです。
なおかつツヴァイクの『ジョセフ・フーシェ』と比較してみたい作品でもあります。是非とも常時手元における文庫での復刊を望みます。(2004/05/05)
秘密の動物誌
【著者】ジョアン・フォンクベルタ/著 ペレ・フォルミゲーラ/著 管啓次郎/訳
それはもう衝撃と感動入り混じった奇妙な出会いとなりました。
写真と言う「真実」で捉えられた、
驚くべき奇妙な生き物たちの
フィールドワーク報告書としての体裁を備えた、
20世紀の怪物図鑑の怪作と言えるでしょう。
ユニークな発想とリアリスムあふれた描写。
既存の生物学に真っ向から、しかし控えめに挑戦する
知性と感性のエンターテイメント。
これも絶版になってるとは
損害としか言い様もありませんが・・・
微力ながら復刊活動への尽力とさせて頂きます。(2004/02/23)
鼻行類 新しく発見された哺乳類の構造と生活
【著者】ハロルド・シュテュンプケ
しかし近年博品堂がつぶれて残るは平凡社ライブラリー版のみ。でもあれは全部そのままが掲載されているのではないですし・・・。
鼻行類ファンとしては矢張りこの本はまるっと全部読んでいただきたいですね。想像力の無限の可能性を象徴する本だと思いますから・・・。(2002/12/08)
マンアフターマン -未来の人類学
【著者】ドゥーガル・ディクソン 著 / 城田安幸 訳
その代わりに「人工的な進化」を導入したらいったいどうなるだろう―?そして「人工的進化」を遂げた人類が再び「生物本来の進化」に舞い戻ったら―?
禁忌ともいえる、「人類」以後の「人類」たちの「可能性としての、理論的想像図鑑」。
最初に見たのは高校生の頃、余りの衝撃にしばし呆然としたのを覚えている。「人類から派生した限りは「人類」と規定するべきなのだろうが、果たしてこれは「人類」と呼べるもの代物だろうか?」と言う感想が真っ先だった。
昨日これを図書館で借りてじっくり観賞したが、やはり衝撃的であったのは否めない。人類を徹底的に「生物」として扱い、突き放した視点で冷徹に記述する姿勢には鬼気迫るものがある。
『アフターマン』を「名著」とするならこちらは「奇著」に分類すべきであろう。
生命論理が絡むクローン議論で騒然としている現代世界だからこそ復刊すべき書籍。
ただ気の弱い方には観覧する覚悟がいる書籍でもあります。(2002/05/30)
戦史 全3巻
【著者】トゥーキュディデース
歴史を記述すると言うことはこういうことなのだという緊張感にあふれた本。また絶版になったんかい。
ヘロドトスが継続して店頭販売しているのにこれだけが絶版と言うのはおかしいので、非才を省みず復刊運動に加わらせていただきます。(2002/04/25)
潜行三千里
【著者】辻政信
幸田露伴
【著者】塩谷賛
劉裕 江南の英雄 宋の武帝
【著者】吉川忠夫
あと、一個の人間がたどった物語としても十分面白いので、復刊していただいて、この時代の面白さを広範に普及したいものです。(2002/04/25)
アナバシス 敵中横断6000キロ
【著者】クセノフォン
戦略論 間接的アプローチ
【著者】リデル・ハート
原因やプロセスの言及もせずにただ理想論的に安易な戦争批判する人間に対する反論、いたずらに戦争賛美する人間に対する忠告の書として、研究した上での「戦争」批判をする際に理論武装出来る絶好の書。
孫子系の柔軟な思考体系で戦争を総合的に考察しているので、アメリカ式「力の正義戦争」の弱点がありありとわかる。
現代を考察する点でも、まさに今必要とされている書籍であると考えるので、ぜひとも復刊希望します。(2002/04/25)
ヴァレンシュタイン
【著者】シルレル
中国の城郭都市 殷周から明清まで(中公新書1014)
【著者】愛宕元(おたぎ はじめ)
恐竜大紀行
【著者】岸大武郎
何より、恐竜の生態を出来るだけ擬人化を省いて、ドキュメンタリータッチでドラマ化するという、当時としては革命的な作品であり、ジャンプ連載作品の中で最も次回を楽しみにしていたのを思い出す。学問の発展上、すでに学説として成立しない部分や、復元が古典であると言う点もあるが、生命の本質「喰う、喰われる」の輪廻のドラマが焦点であるので、そんなものはどうでもいい、そんなオーラが出ている「古典」である。
もし未読の方で、『驚異の恐竜王国』をごらんの方がおられたら、そのコンセプトの先見性に驚かれるであろう、そんな凄い作品。
出来れば、文庫版で復刊して欲しい作品です。
朝日の『恐竜学がわかる』にすら載ってなかったのはどういうことだ、アエラ(怒)?(2002/03/05)