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伊藤明彦の仕事 1 未来からの遺言 -ある被爆者体験の伝記/シナリオ 被爆太郎伝説
伊藤明彦
著者 | 伊藤明彦 |
---|---|
出版社 | 編集室 水平線 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 356 頁 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784909291073 |
商品内容
生涯で2000人を超える被爆者を訪問し、1000人以上の「声」を聞きとり録音した、稀有な人物の仕事を網羅する全6巻シリーズの第1巻。
「この物語の主人公と、周辺の人々の本名をあかすことはできません。その理由は、この文章を最後まで読んでくだされば、お判りいただけると思います。いまから九年前収録され、ある場所に眠っている三巻の録音テープ。このテープのなりたちをめぐる事実を、自分の記憶が正確なうちに書きとめておくために。そしてもしできることなら、この文章を読んでくださるあなたにも、この録音テープをめぐるふしぎを、私といっしょに考えていただくために。」
(『未来からの遺言』序文より)
被爆者の体験を記録する作業に取り組んでいた著者は、長崎で被爆した吉野啓二さんの話に深い感銘を受ける一方で、それとは矛盾するある思いを抱いた。吉野さんの語りを、自分はどのように受けとめたらよいのだろうか--。
被爆者という存在のありよう、原子爆弾と人間との関係の本質を問いかける『未来からの遺言』と、これをもとに創作された『シナリオ 被爆太郎伝説』との合本。全6巻シリーズの第1巻。
▼目次
未来からの遺言
--出会い--集会場にて
--吉野啓二被爆を語る
--一日目--被爆
--二日目--姉さん
--三日目--クモの穴
--「原子爆弾の効果」--私の被爆者論
--暗転
--手紙
--「国連事務総長への報告」
--九州へ
--被爆太郎の誕生
--山峡の村で--死者を死せりというなかれ
--あとがき
被爆太郎伝説
--被爆太郎伝説
--『被爆を語る』寄贈先一覧
編集者から読者へ(西浩孝)
▼著者プロフィール
伊藤明彦(いとう あきひこ)
元長崎放送記者。被爆者の「声」を聴き、伝えることに人生をかけた。
1960年、早稲田大学第一文学部卒業、就職。68年、ラジオ番組『被爆を語る』を企画・提案、初代担当者。70年、退職。71年、東京で「被爆者の声を記録する会」を結成。早朝・深夜のパート労働に従事しながら、79年までの8年間で全国21都府県の被爆者およそ2000人を訪問、半数には断られ、約1000人の「声」を聞きとり録音。これらをもとに、音声作品『被爆を語る』(オープンリール版/カセットテープ版)を制作、全国の資料館・図書館等へ寄贈(13か所/944か所)。2006年、被爆者284人が語った394話の肉声をつづって被爆の実相を時系列で再現した音声作品『ヒロシマ ナガサキ 私たちは忘れない』(CD9枚組、約8時間40分)を制作、複製764組を547の団体・施設・個人へ寄贈・贈呈。以上の作業はすべて自費でおこなった。晩年はビデオカメラにより、ふたたび被爆者を取材。08年、吉川英治文化賞受賞。主著『原子野の『ヨブ記』--かつて核戦争があった』。
「この物語の主人公と、周辺の人々の本名をあかすことはできません。その理由は、この文章を最後まで読んでくだされば、お判りいただけると思います。いまから九年前収録され、ある場所に眠っている三巻の録音テープ。このテープのなりたちをめぐる事実を、自分の記憶が正確なうちに書きとめておくために。そしてもしできることなら、この文章を読んでくださるあなたにも、この録音テープをめぐるふしぎを、私といっしょに考えていただくために。」
(『未来からの遺言』序文より)
被爆者の体験を記録する作業に取り組んでいた著者は、長崎で被爆した吉野啓二さんの話に深い感銘を受ける一方で、それとは矛盾するある思いを抱いた。吉野さんの語りを、自分はどのように受けとめたらよいのだろうか--。
被爆者という存在のありよう、原子爆弾と人間との関係の本質を問いかける『未来からの遺言』と、これをもとに創作された『シナリオ 被爆太郎伝説』との合本。全6巻シリーズの第1巻。
▼目次
未来からの遺言
--出会い--集会場にて
--吉野啓二被爆を語る
--一日目--被爆
--二日目--姉さん
--三日目--クモの穴
--「原子爆弾の効果」--私の被爆者論
--暗転
--手紙
--「国連事務総長への報告」
--九州へ
--被爆太郎の誕生
--山峡の村で--死者を死せりというなかれ
--あとがき
被爆太郎伝説
--被爆太郎伝説
--『被爆を語る』寄贈先一覧
編集者から読者へ(西浩孝)
▼著者プロフィール
伊藤明彦(いとう あきひこ)
元長崎放送記者。被爆者の「声」を聴き、伝えることに人生をかけた。
1960年、早稲田大学第一文学部卒業、就職。68年、ラジオ番組『被爆を語る』を企画・提案、初代担当者。70年、退職。71年、東京で「被爆者の声を記録する会」を結成。早朝・深夜のパート労働に従事しながら、79年までの8年間で全国21都府県の被爆者およそ2000人を訪問、半数には断られ、約1000人の「声」を聞きとり録音。これらをもとに、音声作品『被爆を語る』(オープンリール版/カセットテープ版)を制作、全国の資料館・図書館等へ寄贈(13か所/944か所)。2006年、被爆者284人が語った394話の肉声をつづって被爆の実相を時系列で再現した音声作品『ヒロシマ ナガサキ 私たちは忘れない』(CD9枚組、約8時間40分)を制作、複製764組を547の団体・施設・個人へ寄贈・贈呈。以上の作業はすべて自費でおこなった。晩年はビデオカメラにより、ふたたび被爆者を取材。08年、吉川英治文化賞受賞。主著『原子野の『ヨブ記』--かつて核戦争があった』。
読後レビュー
復刊投稿時のコメント
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