世界初、南極の魚フルカラー大図鑑！
マイナス2度近くにもなる世界で一番冷たい海にも、たくさんの魚がすんでいるということがわかってきました。南極にいるのは、ペンギンやクジラ、オキアミだけではなかったのです。南極大陸がまだ暖かかった時代から、魚たちは生き続けてきたのです。氷点下でも凍らない血液をもった美しい魚たちの世界を、たっぷりとご案内いたします。
見たこともない魚たちに出会えますよ。

▼目次
岩見哲夫（いわみ てつお） 著
1956年兵庫県神戸市に生まれる。筑波大学第2学群生物学類卒業、筑波大学生物科学研究科修了。理学博士（筑波大学）。東京家政学院大学副学長、現代生活学部教授。南極海に生息する魚類、特にナンキョクカジカ亜目魚類について、系統進化の過程を研究するとともに、その生態、行動などの研究も進めている。1992年に第34次日本南極地域観測隊、2015年に第56次日本南極地域観測隊の隊員として南極海の生物調査を行った。著書、分担執筆に『古代生物図鑑（ベスト新書）』（KKベストセラーズ）、『南極大図鑑』（小学館）、『南極・北極の百科事典』（丸善）などがある。ジャック・クストーの『沈黙の世界』で海洋世界に魅了されたのは幼稚園に通っていた頃。小学生の頃に愛読した『魚介図鑑』は今も大事にもっている。

廣野研一（ひろのけんいち） イラスト
1982年、埼玉県に生まれる。北里大学水産学部水産生物科学科卒業後、東京デザイン専門学校イラストレーション科卒業。現在は、フリーのイラストレーターとして、主に生物関係のイラストを描いている。絵本に『かえるさん くわっくわっ』（「こどものとも0.1.2．」2015年8月号）『いろんなむし あつめたよ』（「こどものとも年少版」2017年5月号）。絵を担当した絵本に『ぞうきばやしのすもうたいかい』『スズムシくん』（福音館書店）がある。たくさんのふしぎは他に『カブトムシの音がきこえる』（2018年3月号）がある。千葉県在住。