幻魔大戦 《オリジナル完全版》 1
平井和正 原作 / 石ノ森章太郎 作画
著者 | 平井和正 原作 / 石ノ森章太郎 作画 |
---|---|
出版社 | 復刊ドットコム |
判型 | B5 |
頁数 | 310 頁 |
ジャンル | コミック・漫画 |
ISBNコード | 9784835456560 |
商品内容
★初版完全限定★
ファンが待っていたのは----これだ!!
平井和正&石ノ森章太郎が1967年に打ち立てたSFコミックの金字塔が、
雑誌連載仕様+新発掘特典満載の《オリジナル完全版》で初刊行!
◆主人公・東丈(あずま じょう)を中心とする超能力者たちが、強大な全宇宙の破壊者「幻魔大王」と壮烈に闘う、超能力SFコミックの金字塔的傑作『幻魔大戦』。その壮大なスケールと斬新な作風は、日本におけるSFシーンの発展を大きくリードし、のちにアニメ映画化(1983年)され大ヒットを記録したことでも知られる。
◆今回、<石ノ森章太郎 生誕80周年>を記念して刊行される本書(全2巻)は、1967年「週刊少年マガジン」連載初出時のスタイルにきわめて忠実に、雑誌と同じ初のB5判、未収録ページ、カラー扉を含む全扉絵、新連載予告などの貴重資料を収録。まさにファン垂涎のバージョンでの初刊行!
◆さらに…!! 近年新発掘された、驚愕の貴重資料をも、各巻末にて初公開。
第1巻には、平井和正による「魔法大戦」(『幻魔大戦』の予告段階での題名)の原案原稿を、
第2巻には、企画書と石ノ森章太郎によるラフスケッチを、それぞれ初収録予定!
◆褪色に強い良質の本文用紙を使用し、「これ以上はありえない」贅沢をきわめた内容。
このチャンスを逃すと入手できない、最強仕様・初版完全限定の本書を、お見逃しなく!!
▼イメージ画像:(クリックで拡大します)
(上段左より)貴重な新連載予告-1:まだ、題名が「魔法大戦」の段階。/予告-2:2Cの予告。「魔法大戦」改題 と記されている/連載第13回のカラー扉。
(下段左より)レアな、単行本未収録ページ。/キャラ紹介とあらすじ入りの扉。/イメージソングのLPレコードジャケットより。
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※実際の書籍では、きれいにレストアいたします。
監修・石森プロ
(c)1967-2019 Kazumasa Hirai / Ishimori Production Inc.
読後レビュー
全5件
-
個人的には名作と言えるマンガの1つ
私の人格形成に多大な影響を与えたマンガの1つ。
なんていうのは言い過ぎかもしれないけれど、50年経ってもどうしても見過ごすことが出来ない。しかも、雑誌掲載時のオリジナルだというのだから、読まないわけにはいかないでしょう。
もちろん何度もよんだことがあるので、ストーリーは分かっているのだけれど、最初から読み出すと止められなくなってしまうのだから、やっぱりすごい。
今回のこの第1巻は、プロローグと言えるところから主要キャラクターの登場が続き、ある意味ドキドキワクワクするストーリーになっていて、第2巻が早く読みたくなってしまう(いや、ストーリーはわかっているんだけれど)。
このオリジナル版は判型もB5サイズになっており、雑誌掲載時の雰囲気が出ているのも良かった。
ただし、原作者のクレジットにいずみ・あすかが載っていないのは何故なんだ?『幻魔大戦』は平井和正が原作者で、石森章太郎が単なる作画者であったわけでなく、その構想の段階から石森がかなり関わっていたというので、いずみ・あすか名義が原作者に入れられていたのではなかったっけ。
細かいところかもしれないけれど、「オリジナル」と銘打つならそこまできちんとしておいて欲しかったと思う。巻末のギャラリーにある雑誌掲載時の扉ページにはちゃんといずみ・あすかの名前が入っているのだから。
あと、巻末の平井和正の生原稿は見物でした。でも、ここから、後に小説版となった時にどうしてあんな話になったのか、今更ながら興味深く思えてしまう。 (2020/07/12) -
迫力のあるコマ割りを大判で堪能
既発の単行本も持っていますが、やはり大判で読みたく、購入しました。
カラーページは美しいし、白黒ページの印刷状態も流石の復刊仕様で大満足です。
大判で、石ノ森氏の迫力あるコマ割りをより堪能できます。
あの頃の作品をこんな素晴らしい品質で、しかもオリジナル版で読めることの幸せを噛み締めながら一気に読みました。
おススメです。 (2019/04/28) -
幻魔大戦 《オリジナル完全版》 1
石森先生の最高傑作と云われる009の“ヨミの国”編の最後、ジョーとジェットが流れ星になり地上に落下する印象的場面がその数週間後には、ベガが流れ星となりルーナと遭遇する衝撃的冒頭に変わり、この展開は半世紀を経た今も語り継がれるだろう。
また、NY・東京を舞台としているが、68年のパリ5月革命を予言した第一次幻魔大戦にも脱帽だ。 (2019/04/01) -
ハルマゲドンの少女の結末と真幻魔大戦第3部の結末(黄金の獣神)は実は魔法大戦原案のプロットの使いまわしだった?!
特典の魔法大戦 原案原稿、凄く貴重な資料ですよ!
この資料、実は2018年7月29日に宮城県石巻の石ノ森萬画館で開催された「大瀬克幸×早瀬マサト トークイベント 新旧アシスタントが語る!石ノ森章太郎 よもやまトーク」で公開された資料でもあります。
幻魔大戦の冒頭で飛行機にベガが衝突するシーンは三大怪獣地球最大の決戦の模倣ではないかという噂があります。
大瀬さんにこの資料をお見せして「これを地球最大の決戦に寄せたのは石ノ森先生?平井先生?」と大瀬さんに質問されましたが、
大瀬さんの答えは「わかりません。」でした。
その際、早瀬マサト先生は「石ノ森先生はこの原稿をほとんど使わずに、ベガとルーナの出会いや野球部のシーンを独自に書かれた」とおっしゃいました。
幻魔大戦 Rebirthのコメント欄で2018/07/29 23:02に次のような質問が来ました。
「プロジェクターに映して頂いた魔法大戦第1話の平井和正肉筆原稿ですが、あれはあくまで連載開始前の企画段階のものであって、幻魔大戦第1回の原稿は別に存在すると言う事で良いですか。(中略)幻魔大戦第1回の原稿は別に存在すると思います。平井和正ライブラリ第7集で一部出版されたことがあるはずです。 」
翌日2018/07/30に早瀬マサト先生次のように回答されました。
「いえ、あれが平井先生の第1話です。あれを受けて石ノ森が漫画用のプロットを書いて、漫画にしています。(中略)それにあの1話のシナリオを受けて石ノ森が文章で書いた1話のプロットも残っているのです。また他の話数のシナリオも若干残っていて、それと完成原稿を照らし合わせていますから、まず間違いはないと思いますよ。」
某匿名掲示板ではヒライストさん達が「早瀬マサトは平井和正ライブラリ第7集で平井先生が捏造したというのか!」とおカンムリ状態でした。
あと、この魔法大戦原案原稿を読んで思ったのですが、
幻魔大戦2次シリーズに「ハルマゲドンの少女」という角川幻魔大戦の実質的な完結編という位置付けと言われている作品があるのですが、ラストから3つ目の節のサブタイトルが「メビウス・ループ」っていうんですよねぇ。次の節の「星の浜」で七つの太陽教団の教祖・金髪の白人の姿をした東丈が登場するのですが・・・(お、いけない ネタバレしちゃ)
あと、真幻魔大戦第3部のラストに黄金の獣神という謎のキャラが登場します。
これはファンの間では、これはソル王女一行の中にいた金狼ナルが変身した姿ではないかと言われていましたが、魔法大戦原案原稿読んで思いました。別の候補が登場ではないか・・・と(ちなみに1984年当時平井和正は高橋留美子先生に仲良くしてもらってウルフガイの創作意欲が止まらなくなり、平井和正の幻魔宇宙Ⅲで幻魔大戦を2年間は休むと予告して、平井和正の幻魔宇宙Ⅳで黄金の獣神を登場させて真幻魔大戦を一旦休止します。ただ2年経っても3年経っても真幻魔大戦の続編は結局書かれませんでした。ちなみに当時は真幻魔大戦第4部では東丈の帰還を描く構想だったらしいです)。
e文庫から配信されている真幻魔大戦第2巻の巻末に収録されている永井豪先生司会の平井和正先生と石森章太郎先生の座談会(1979年の未だ幻魔大戦2次シリーズが始まったばかりで仲が良かった頃)で次のようなやり取りがあります。
平井:ただ、フロイがああいうかたちになっちゃったというのは、ぼくとしてはなぜなのかよくわからなかったんですけどね。
永井:と、おっしゃると?
平井:というのは、ぼくはもう少しフロイというのを大きな存在として考えていたんだけど、犬に似てるということで犬になっちゃったみたい(笑い)
永井:似てるという感じが、まったくの犬として解釈されてしまったんですね。
平井:というか、それがいつのまにか犬になっちゃったんだね(笑い)。
・・・中略
石森:というよりは、つまりフロイなんてのが文章に書いてあるじゃない。そうするとこっちのイメージで、あっ、やっと漫画的な部分が出てきたなという感じで、喜んじゃうわけだよ(笑)。
魔法大戦原案原稿を読むと、「なんでフロイがセントバーナードになったんや?」と確かに突っ込みたくなりますね。ちなみにフロイの子供の数は平井和正先生の原作シナリオ原稿では101匹ではなく、仏教における煩悩の数「108」匹だったらしいです。
石森章太郎先生の趣味で108が101になったのか・・・と
っていうか、魔法大戦に出てくるフロイって・・・
もしかして真幻魔大戦第三部のラストに唐突に登場する黄金の獣神って・・・・
とにかく、魔法大戦 原案原稿、絶対読まないといけません! (2019/03/27) -
幻魔大戦 オリジナル完全版1
雑誌と同じのB5版で、厚さが2.5cmあり、すごいボリュームで す。カラー扉絵を含む全扉絵が載っています。また、平井和正氏の
「魔法大戦」草案原稿もあり、感激しています。
5月に刊行される完全版2が、楽しみです。 (2019/03/26)
復刊投稿時のコメント
全3件
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