私小説の巨匠としての著者とはまた違った軽妙な文体が思わず読者を引き込む名随筆です。熱心な美術愛好家としての氏は誠にユニークな存在でありました。

すき

硬質の文体で人間の内面、外面を描いた藤枝氏の著作で現在普通に読めるのは「空気頭」「欣求浄土」などの僅かな作品のみ。芥川賞候補作の諸作品などもぜひ読まれるべきでしょう。できれば本全集以降に発表されたものを含めた完全な全集の刊行を希望します。

敬愛する作家であり、私小説家の良心である藤枝静男氏の作品群が容易に入手できないのは悲しすぎる。

そういえば、氏には『悲しいだけ』という傑作があった。

とにかく強烈な人の、人となり、そのものの、硬質な文章に、感染したいです。

私小説の概念を覆されました。是非、藤枝ワールドを骨身で体感したいです。こんな作家を埋もれさせていいわけがない。

講談社出版の二冊しか手に入りません。極北の私小説家と呼ばれた彼の文壇での足跡をたどるにはあまりに材料が少なすぎる。
ぜひ復刊してください。

このような本こそ読み継がれるべきもの。

開高の書評でこの作家の存在を知りました、読んでしまったらきっと私は病んでしまうのでしょうね、でも読みたい。

読みたいです。

藤枝文学を紐解く際には必読の良書ですので、是非復刊を希望します。

すき

定評ある著者の私小説誕生の秘密を探る恰好の自叙伝です。

藤枝文学は読めるだけ読みたい

ぜひ読みたい。

是が非でも。

現在においても、アンティーク関連書籍は数多く上梓されていますが、本書は、刊行から30年を経た今なお、同ジャンルにおける最高の書籍であると思います。執筆者のほとんどは物故されましたが、それぞれ語り口や視点の違いもユニークで、何度読んでも飽きません。取り上げられた品は執筆者の「眼」が選んだ美しいものであり、成金趣味に陥らず、読み手に「えっ？これが骨董？」と思わせるところが素晴らしい。この本は1975年初版時の筒箱入りの仕様（重版分は通常の箱、91年再版時は箱なし）単行本未収録分を増補した完本の復刊（400頁以上にはなるでしょう）が実現すれば、空前の名著の誕生となります。是非一票を！！！

初版仕様でぜひ。次世代にも読み継がれる本だと思います。

私はこの本で骨薫の素晴らしさに目覚めました。収集された方々の人となりを物と物への愛情を通して身近に感じられると思います。

読みたい。