故郷と時代に根差しながら、寓話的でコスモポリタンな魅力に満ちた賢治の作品世界。 『西遊記』『唐詩選』との比較検証から賢治が見つめた中国を浮き彫りにし、彼の「求道」精神や創作の源泉を追究する。新鮮で卓抜...

今や皇帝の貴妃となっ元春の里帰りのために、贅の限りを尽くして造営された「大観園」。 豪奢の限りを尽くしたこの園に宝玉と少女たちはやがて移り住むが、華やかで幸福な日々の中、なぜか少女たちは悲惨な未来を暗...

「巫術」「占術」は「人類普遍の営み」である いまだに「迷信」というイメージのつきまとう「巫術」「占術」であるが、その実、古今東西人類普遍の営みであり、そうであるならば学問の対象としての価値は言うま...

『三国志演義』のすべてを凝縮した、総合的な事典が誕生！ 魅力溢れる英雄たち、珠玉の名場面から、ゆかりの故事成語、漫画や映画など後世でのさまざまな受容まで網羅。 演義独自の創作部分は、書体を変えて...

『三国志』研究の第一人者による、初めての総合事典。『三国志』を読み、学び、楽しむための情報を満載！ ◇正史『三国志』に伝のある人物440人全員を取り上げ、解説。 ◇三国時代の歴史・文化・宗教など、基...

家族の繋がりが極めて強く、一族同居が理想とされた社会、役人になると権力と富を一手に手中にできた旧中国の特異な制度--- この「家」と「官」のしくみの中で人々はどう生きようとしたのかを平易なスタイルで描...

中国と日本と漢詩の名作、１０００あまりを解説、鑑賞した漢詩アンソロジー。名著「和漢名詩類選評釈」を、装い新たに復刊。

1997年の返還前に香港政府によって取り壊され、いまなお伝説的な巨大スラムとして語り継がれる九龍城寨。しかし、そもそもなぜこの場所に城壁を備えた城寨が築かれ、のちに法の管理の及ばない「三不管」の地となっ...

日唐律令の比較研究の成果をふまえ、中国あるいは隋唐文明の影響や文物の輸入まで、より視点を広げて日本律令制の意義を多角的に考える。 2019年史学会大会シンポジウムをもとに編集。

ハーンは20世紀前半の中国においてどのように受容されたか。 日中関係史を再検証しつつ作家没後のドラマを追跡。日本思想史における八雲の再評価とともに中国近代史における重要性を明快に論証。新たな作家像を描...