軍事史研究の泰斗が、戦後、ドイツ国防軍の中枢にいたルントシュテット、ブルメントリットなどの将帥の証言、回想、弁明をもとに緻密に分析し、編みあげたナチス・ドイツ軍の全貌。 ヒトラーの野望と逡巡、電撃的進...

1953年の講演「技術への問い」を中心に40〜60年代のハイデッガーの技術論を編集した初論集。現代科学文明への根元的な批判。

系統発生は個体発生を繰り返すという「生物発生原則」を主張し、系統樹を初めて発案し、ダーウィンの進化論を強力に支持したドイツの博物学者エルンスト・ヘッケル（１８３４〜１９１９年）。画家を志したこともあるヘ...

収容所を脱出したピレツキは、ワルシャワ蜂起に参戦。やがて終戦を迎えるが、非情な運命に翻弄される。彼を突き動かしたものはなんだったのか。 世界25ヵ国で刊行の世界的ベストセラー。

祖国ポーランドのために、自らアウシュヴィッツに投獄された男、ヴィトルト・ピレツキ。 地獄の収容所で諜報員として活動した「平凡な男」を、さらなる過酷な運命が待ち受ける。

「男は仕事、女は家庭」-男／女の差異を本質的とみなす社会は、いかにつくられたのか。 日本とドイツにおける織物業の近代化と社会政策・保険制度の形成を解明し、「労働のジェンダー化」という観点から近代史に新...

ベストセラー『朗読者』を彷彿とさせるノンフィクション小説。1960年代の「アウシュヴィッツ裁判」で裁かれたナチス戦犯の中に父母を発見した女性主人公。崩壊する絶望の家庭と希望。 ▼著者プロフィール ...

〈私〉という旅人は、破壊の爪痕を徒歩でめぐり、荒涼とした風景に思索をよびさまされ、つぎつぎに連想の糸をたぐる。 ▼著者プロフィール W・G・ゼーバルト 著 1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェ...

「研究書でありながら興味がつきないのは、ナチスの卓抜な宣伝戦略とレトリックに立ち会える一方で、ごく身近な人間認識ともかさなり合ってくるからだろう。時代と国をちがえても、誰もが小ゲッベルス、小ヒトラーと遭...

少年時代に、ヒトラーの家の真向かいに住んでいたユダヤ人歴史家による1930年代の希有な追想記。 ヒトラーはどのような隣人だったのか。不安高まる1930年代を、史実と少年一家の生活とを追いつつたどる、希...

ナチが略奪したのは美術品だけではなかった。世界を思想的にも制覇しようという彼らの野望にとって、厖大な量の本や資料を略奪し、それを用いて「敵」を研究し尽くすことが、不可欠な手段だった。 ナチは野蛮な知の...

第二次世界大戦以前および大戦中のドイツでは、数々の秘密兵器が研究・開発されていた。 本書ではそれら秘密兵器を種別ごとに網羅、多数の資料写真や図版、図表を交えながら開発の経緯や性能、技術的変遷を解説...

何が書かれているのか？ 世界でどう読まれてきたのか？ フランス国立科学研究センター（CNRS）研究部長の歴史学者が、物議をかもし続けてきたナチスの聖典『わが闘争』の内容とその受容・反発の歴史をときあかす...

【状態】A：若干の傷みや汚れあり（天部分に長期保管による埃汚れ等があります）