人は過去の事例を参照して物事を決める。意思決定理論における最高峰の研究者による、新しいパラダイムの構築と経済学の基盤を塗り替える新機軸。

法の解釈とは何か、を一貫して追求してきた著者の「法の解釈における制定法の意義」以降の八編のフィクション論をまとめる。

デリダの政治哲学。法・権利を越えた正義の視点からナチス「最終解決」に極まる法暴力を批判。またハイデガー、ベンヤミンの「破壊」と脱構築との差異を明確に論究。

【発行】岩波書店 【判型】文庫版 【備考】分売不可 法・政治思想史上の大古典として著名なモンテスキュー（一六八九―一七五五）の『法の精神』（一七四八）は、三権分立論で有名だが、近年では、法社会学、比較...

法人処罰をめぐる議論を国際比較を踏まえて多角的に検討し、刑法理論上での位置づけを明らかにするとともにその具体的要件を構築する。

法とは何か、を社会学的一般理論の観点から解明。特に歴史的考察をふまえ法形成の原理論と実定法の分析に加えた洞察は、現代法の理論的把握を可能とする。

規則に従う・意味を知る・解釈する--- 法解釈にまつわる行為の性質について、後期ウィトゲンシュタインを手がかりに根本的に考える。

死刑廃止を初めて明確に提唱した近代刑法革命の金字塔を、ベッカリーア自身が手掛けた決定版にもとづき刊行する。充実した解説・訳注・年譜付。

国家間の複雑な利害を調整するための「外交」が、どのような仕組み、プロセスで行われるかを分析する。吉田茂賞を受賞した外交研究の基礎文献。