戦後、価値観が180度転換する中、軍国主義を無批判に受容した自己への反省から、後の人生を子どものために生きると決意した加古青年の軌跡を、残された作品や資料から辿る。

明白な史実であるのに否定派の存在によって論争が続く南京事件。否定派の論拠のトリックとは？ 親本刊行後の10年を増補した全史。

主人公デュルタルの口をかりて描かれるシャルトル大聖堂の美と荘厳と神秘。世紀末の特異な耽美派ユイスマンスのカトリック改宗後の代表作。解説＝小池寿子

「フクシマ」の惨状は決して想定外ではない。2000年に62歳で亡くなるまで、その危機を叫び続けた高木仁三郎の「原点」を復刊。

独裁者は、なぜ国民投票が好きなのか。Ｅ．サイードやレヴィ＝ストロースをはじめ、様々な思想家にインスピレーションを与えてきた、マルクスらしからぬ饒舌なテキスト。柄谷行人「表象と反復」も収録。

個々の命題は独立に確証されることはない、一つの集まりとしてのみ検証されるのだ——ホーリズムの立場から分析哲学に新たな地平を拓いたクワインの思考を、平易に丹念に解説。

金持ちの商人から金を巻き上げた芸者に狐が仕返しする話、博打に負けて首をくくろうとした息子を父親の幽霊が助ける話など、清時代の人間と幽霊と狐をめぐる怪異譚が満載。「聊斎志異」と双璧をなす志怪小説の代表作。...

「聊斎」 とは蒲松齢の書斎の名。ここで書かれた様々な怪異の話は、著者の経験からくるもの、人から聞いた話、以前に書かれたものを採り入れるなど多彩で、まさに志異文学の巨峰である。（全6巻）

中国清代初めに生きた文人・蒲松齢の小説集。狐仙の話あり、幽鬼の話あり、美女の話あり、因果応報の話ありで、この世の不思議な怪異譚に満ちる。「作者手稿本」 からの貴重な翻訳。増田渉他訳。（全6巻）

瞠目すべき40年振りの改訳。20世紀前半を代表する美術史の碩学アンリ・フォシヨンの古典的名著を、この書に惚れ込んだ杉本秀太郎氏が最大の熱意を傾注して改訳し、流麗なる文章に仕上げた。

芸術、とりわけ美術は色とかたちとして表現されるが、芸術家の「心がかたちを生むのではなく、心がかたちとなる」のである。縄文時代から２０世紀まで、日本美術史に表れたかたちからときどきの社会構造や時代精神を読...

2007年刊行より長らく愛されてきた、バレエ漫画の最高峰『SWAN -白鳥-』愛蔵版（全12巻）。この度、続巻（第13巻）の刊行を記念して、新装版として生まれ変わります。

2007年刊行より長らく愛されてきた、バレエ漫画の最高峰『SWAN -白鳥-』愛蔵版（全12巻）。この度、続巻（第13巻）の刊行を記念して、新装版として生まれ変わります。

2007年刊行より長らく愛されてきた、バレエ漫画の最高峰『SWAN -白鳥-』愛蔵版（全12巻）。この度、続巻（第13巻）の刊行を記念して、新装版として生まれ変わります。

2007年刊行より長らく愛されてきた、バレエ漫画の最高峰『SWAN -白鳥-』愛蔵版（全12巻）。この度、続巻（第13巻）の刊行を記念して、新装版として生まれ変わります。

2007年刊行より長らく愛されてきた、バレエ漫画の最高峰『SWAN -白鳥-』愛蔵版（全12巻）。この度、続巻（第13巻）の刊行を記念して、新装版として生まれ変わります。

2007年刊行より長らく愛されてきた、バレエ漫画の最高峰『SWAN -白鳥-』愛蔵版（全12巻）。この度、続巻（第13巻）の刊行を記念して、新装版として生まれ変わります。

20世紀前半、ウェイリーの英訳によってこの物語は世界文学になった。それを忠実に日本語訳し、一気読みできる近代小説・源氏物語を提供。最終巻はウェイリーが愛した「宇治十帖」の世界。