「儒教における生けるもの」を追求し、「未来を紡ぐ」思想と考えた思想史家の著作。中国像の全体、再発見した思想史の黄金時代「明末清初」論など。

邯鄲古城、長安城、洛陽城、大都城など、中国の城郭都市の構造とその機能の変遷を、史料・考古資料をもとに紹介する類のない入門書。 解説：角道亮介。

天文学と中国歴史学が融合した唯一の研究書。三千年にわたる中国星座の全貌がついに明らかに！ 西洋星座の影響を受けずに成立した中国星座の歴史的変遷、その独特の体系と構成や特色について総合的に叙述。さらに難...

「中国式社会主義」の特質を世界的視野で分析することを企図し、中国の社会主義体制とはなんだったのかを問う。

「岩波オンデマンドブックス」での復刻。 仏教がいかに中国に変容し適応したかという観点から、儒教・道教との交渉を中心に全体像を提示する。

中国古代の生活のすべてを考古・図像資料から説きあかす。衣食住から産業・交通・戦争・宗教・国家機構まで、中国古代文明を探る。

中国古代、豊作の源として太陽が最も崇敬された。 四季の変遷のもと、天の四方の神、青い龍・赤い鳥・白い虎は星座に起源し、石器時代に始まる。天体の円運動の中心、北極星は「帝」即ち殷周青銅器の獣面紋として崇...

「岩波オンデマンドブックス」シリーズにて復刻決定！ 中国哲学の通史として、また思想史として定評のある名著。「総論」「孔子以前の中国思想」「春秋戦国時代の思想」「漢唐時代の思想」「宋元明の哲学」「清...

90歳の現役少女漫画家わたなべまさこが描く、中国怪奇譚。 若者の家に夜な夜な訪れる美しき怨霊を描く「牡丹燈記」と、母の強い思いを描いた「墓中育児譚」の2編を収めた、背筋もこおる「妖（あやかし）」の世界...

中国清代初めに生きた文人・蒲松齢の小説集。狐仙の話あり、幽鬼の話あり、美女の話あり、因果応報の話ありで、この世の不思議な怪異譚に満ちる。「作者手稿本」 からの貴重な翻訳。増田渉他訳。（全6巻）

「聊斎」 とは蒲松齢の書斎の名。ここで書かれた様々な怪異の話は、著者の経験からくるもの、人から聞いた話、以前に書かれたものを採り入れるなど多彩で、まさに志異文学の巨峰である。（全6巻）

命を助けられた狐が美女と化し嫁に来て子供を産む話、複数の男に乱暴された女の幽霊が４０年後に身の潔白を夢の中で訴える話など、清時代の人間と幽霊と狐をめぐる怪異譚が満載。「聊斎志異」と双璧をなす志怪小説の代...