組合せ位相幾何学では、図形を単体と呼ばれる基本図形の総体としての複体とみなし、各単体の性質を総合しかつ総体的に捉えながら図形の性質を研究する。 正則近傍の理論、縮約の理論、吸い込みの定理、ハンドル体の...

数論的ないし体論的方法による局所類体論の大要を初等的な立場から解説。代数学の基礎と位相空間論、位相群論の基礎を予備知識として、最も基本的な諸成果を端的に伝える。数論研究の第一人者による珠玉の著作。

碩学カルタン博士がパリ大学理学部で行なった「一および多変数複素函数論」の講義である．形式的ベキ級数論から叙述を始め，解析空間の理論にもとづいて全篇を組み立てている点など，多くの現代的試みを含んでいる。

常微分方程式の複素解析的理論を基礎定理から述べる。 常微分方程式の他に、全微分方程式と称せられる特殊な偏微分方程式系にもかなりの紙数を割き、両者を関数論的立場からだけでなく、幾何学的立場からも論じた。...

悲劇の女性数学者ヒュパティア、ベンジャミン・フランクリンの不思議な魔方陣、テトリスと未解決問題、最新の数学的宇宙仮説… 250項目にわたる数学の重要な発見や数学者伝を年代順に並べ、オールカラーの美しい写...

「岩波オンデマンドブックス」シリーズにて復刻決定！ 雑誌『応用数理』で20年以上続く連載をまとめた一冊。応用数理の広がりと多様性を感じさせる各分野の第一人者21人が、それぞれの研究テーマや関心領域...

大学初年級の数学的思考を経験した人を対象に、現代数理論理学がどのような内容のものかを解説した入門書。 『共立全書533. 現代数理論理学入門』として1977年初版発行以来、長年にわたり多数の読者に...

初版1977年2月刊行。発散級数論の歴史は非常に古く、今日までに数多くの優れた研究がなされてきた。本書は、主として大学高学年・大学院生を対象に、発散級数論を学ぶうえで必要な基本的事項を説明した。ルベーグ...

現代数学では欠かせない重要な概念である、リー環について、基礎から半単純リー環の構造・分類の理論までの基礎的な道筋を分かりやすく紹介。新たに、3章を付け加えて新版として刊行。『リー群の話』の姉妹編。

独立変数が実数であるような常微分方程式の理論のうち、特に、独立変数が限りなく増加するときの解の行動に関する理論をとりあげる。 線形方程式の一般的な性質から始め、安定性、リアプノフの特性数などを論じる。...