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レビュー

  • 数学の基礎

    島内剛一

    数学の基礎の意味は深い

    本書は、集合論の公理化をもとに、公理に基づいた数論や代数系、実数論や初等関数を構成している。内容は盛りだくさんで、ページ数も500ページを超える大著である。
    しかし多くの書籍は、集合論の本は集合論で完結し、他の分野の本も初等的集合論にちょっと触れる程度である。
    20世紀初頭の数学の基礎や無矛盾生を巡る論争の結果数学基礎論が興り、数学の基礎付けがなされたと言われている。しかし、このことを初学者がどう体感すればよいのか。

    その答えが本書にある。本書は公理化された数学の構成を初学者にもわかりやすく書かれており、本書を読めば数学の基礎を巡る論争の意味が理解できる。まさに、本書の署名「数学に基礎」の意味は深いこものである。

    本書を読了することの最大のネック。。。それは500ページを超える厚さである。めげずに読め進めれば、必ずや読了できる。(2012/07/16)

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