かっぺいさんのページ
レビュー
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手塚治虫 ミッシング・ピーシズ
買わずにはいられないミッシング・ピーシズ
没後36年、生誕97年の今でも、未発表原稿が発見され、それがニュースになるのは、いかに手塚治虫が偉大かということの証だ。この天才の新たな足跡が発見されたとなると、買わずにはいられない。熱狂的な手塚ファンとしては、もう、ミッシング・ピーシズシリーズからは逃れられない。(2025/12/02)
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シュマリ 《オリジナル版》 全3巻
私にとっては大好きな作品
生まれ育ちが北海道の夕張市という炭鉱街だったこともあり、シュマリは大好きな作品だ。オリジナルの豪華本で読み返してみて、ますます好きになった。解説の森晴路一、黒沢哲哉、尾崎秀樹、みなもと太郎、中川裕一のどれも素晴らしく、満足のいく内容だった。1つだけ難をいえば、アニメのようなトビラ絵を、もう少し大きく再掲していただきたかった。(2025/12/02)
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カラー版 ちばてつや自伝 屋根うらの絵本かき
ありがとうの自伝
私の4大巨匠、「手塚治虫」、「白土三平」、「藤子・F・不二雄」、「ちばてつや」の中で、唯一、お会いしたことがあり、ご存命のちばてつや先生の自伝。10年ほど前に出版された原本とほとんど変わりはないが、イラストが大きく、文化勲章受章コメントなどが加えられていた。感謝し、ちば先生のご健勝をお祈りしたい。(2025/08/19)
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リボンの騎士 ミッシング・ピーシズ
貴重な珍品「少女フレンド版」
初の単行本化が実現した「リボンの騎士」少女フレンド版は、私が12歳の時に連載された幻の作品で、感動ものだった。作画は北野英明氏なのだが、手塚原作の代作としては、最高レベルではないだろうか。濱田高志氏の「解題」は、いつもながら出色。「ミッシング・ピーシズ」は、買い続けるしかない。(2025/07/03)
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手塚治虫のファウスト 『百物語』と『ネオ・ファウスト』 《オリジナル版》
朝日ジャーナルと少年ジャンプ
「朝日ジャーナル」に連載された「ネオ・ファウスト」は、難解な上に、なにしろ未完なので、読み込めたという実感がない。薄学の私には「少年ジャンプ」掲載の「百物語」がちょうど良かった。まさに、コレクターズ・アイテムのオリジナル版は買い逃せない逸品だった。(2025/07/03)


復刊リクエスト投票
魔犬五郎
【著者】笹川ひろし
「すすめロボケット」&「てぶくろてっちゃん」(第8回小学館漫画賞受賞作品)
【著者】藤子・F・不二雄