かっぺいさんのページ
レビュー
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リボンの騎士 ミッシング・ピーシズ
貴重な珍品「少女フレンド版」
初の単行本化が実現した「リボンの騎士」少女フレンド版は、私が12歳の時に連載された幻の作品で、感動ものだった。作画は北野英明氏なのだが、手塚原作の代作としては、最高レベルではないだろうか。濱田高志氏の「解題」は、いつもながら出色。「ミッシング・ピーシズ」は、買い続けるしかない。(2025/07/03)
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手塚治虫のファウスト 『百物語』と『ネオ・ファウスト』 《オリジナル版》
朝日ジャーナルと少年ジャンプ
「朝日ジャーナル」に連載された「ネオ・ファウスト」は、難解な上に、なにしろ未完なので、読み込めたという実感がない。薄学の私には「少年ジャンプ」掲載の「百物語」がちょうど良かった。まさに、コレクターズ・アイテムのオリジナル版は買い逃せない逸品だった。(2025/07/03)
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火の鳥 ミッシング・ピーシズ 《望郷編》
神様とその信者に感謝
手塚治虫は私にとっても「神」である。そして、その作品の変遷を追求する「ミッシング・ピース」の担当編集者は、「信者」であり「求道者」にほかならない。単なる末端の「読者」である私は、「神」の意思はもちろん、「信者」や「求道者」の考えにも、および着くことは出来ない。でも、この労作を手にし、読むことによって、「読者」としての喜びを感じるのだった。感謝。(2025/03/26)
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手塚治虫ディスカバリー・コレクション
あぁ「ワンサくん」
単行本などに未発表のカラー作品の復刻だけでも貴重なのだが、気になったのは、「ワンサくん」。銀行とのタイアップ作品で、道徳的な内容だとばかり思っていたが、ハードな内容に驚いた。今さらながら、未完なのが残念。(2025/02/25)
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ブラック・ジャック ヒストリカル・カラー・ピーシズ
所有できている優越感
立東舎の復刻シリーズの中でも、「MISSING PIECES」は、手塚ならではの特異な作品集なのだが、さらにブラック・ジャックのカラー作品だけの逸品なので、良し悪しよりも、よくぞ、こんな編集をしてくれたという、所有できている優越感だけで満足。(2024/12/04)
復刊リクエスト投票
魔犬五郎
【著者】笹川ひろし
「すすめロボケット」&「てぶくろてっちゃん」(第8回小学館漫画賞受賞作品)
【著者】藤子・F・不二雄