コンちゃんさんのページ
レビュー
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【バーゲンブック】アニメディスクガイド80’s レコード針の音が聴こえる
かくも鮮やかなりき80年代アニソン
80年代アニメブームを彩ったサントラをシングル、アルバム各種別からレビューする一冊。レビュアー陣は放送作家氏からアニソンDJなどバラエティに富む執筆陣。レビューにはバンドメンバーや作曲家、作詞家の手癖などを読み解くマニアックなものもあれば、外形をなぞっただけの薄味なものまで、筆のムラはありつつも、それがまた凸凹なアニソン史を多様に語っており、魅力でもある。
80年代はアイドルブームとも重なっており、当時のレコード業界におけるジャンルの趨勢を読み解く上でも興味深い。出版ワークス社「オリジナルビデオアニメ80's」も携えながら読みたい。(2025/03/18) -
プラモウォーズ 4
プラリーガーハートよ永遠に!
Gタワー編終盤、ガンマジン戦をまるっと収録。
勇斗サイドは全員フルスクラッチ(サディスティックミカクイーンに関してはガレキでの作例のみ)だが、いずれのガンプラも商業展開も見込まれていたのでは、と思われるデザイン。ライバルの得物の射程が遠くて間合いが取れない、など、「いや、SD使わなければ良いだけでは」と思いつつも、他社ではビー〇マンが勢いがあり、バンダイもSDでもうひと勝負、という時代だったのでは、と思わせる。
敵方のガンマジンも進化(変態)など育成の設定が導入されており、随所に時代を感じさせる。
ていうかガンマジン、完全に有機生命体なデザインでガンダムとは違うような。あと、不破が操るガンダムロード、ロッ〇マンのライ〇アーマーにしか見えん…。随分高い素材で勝負したな。ガンプラは自由だ!
巻末には恒例の作例集に加え、コミックス各巻の表紙イラストも収録。作者の今木商事氏による描き下ろしのあとがきもあり、最後まで充実した内容。(2025/02/03) -
プラモウォーズ 3
勇斗、武者頑駄無しか作らなくなる
作品とコラボした商品ということもあってか、とにかくムシャガンダムシンおよびガイを基本とした活躍オンリーになる。3巻でのリアルタイプの登場は首なしZガンダムのみ(!)という感じで、当時の武者頑駄無の人気ぶりがうかがえる。
嶺院はお色気要員として、もしくは勇斗のガールフレンドとしての登場が基本となり、ほとんどガンプラは作らなくなる(まともに操作したのは運動会くらい)。本巻収録のエピソードは、前巻に続くGタワー編中盤のもので、浩一などをはじめ各キャラの掘り下げエピソードも増える。(2025/01/29) -
プラモウォーズ 2
武者頑駄無要素が強まり、バラエティに富むライバルが多数登場
プラリーガージャパンカップ'95の中盤戦からスタート。前巻のシャッフル四天王、本巻のデビルズヘッド戦とバトルものによくあるトーナメント戦はひとまずここで収束し、以降はバラエティに富むライバルたちとのバトルが続く。
(この後、ジャパンカップ'96は開催されない。トラブルだらけで中止になったのか?!)
序盤のライバルで非道の限りを尽くした怒門は、匂わせ的なゲストキャラになり(同級生だった気がするが何故か等身が勇斗より高くなった)、勇斗を陰ながら叱咤激励する形での登場に。
今回も巻末カラーページの作例再現は圧巻。ボンボン本誌にも未掲載のプラモは再現しない割り切った形での登場。(2025/01/29) -
プラモウォーズ 1
プラリーガーハートが再燃する!
ボンボンコミックス1~2巻の内容を収録。小学生時代、連載終了後(ビーストウォーズⅡにハマっていた頃)に1巻だけ購入したものの、程なく絶版になってしまい、地保出戦の前半までしか読めなかったので続きが気になっていましした。今回、約25年ぶりに続きが読めて感慨ひとしおです。
復刊版は関係者インタビュー(1巻は今木商事氏)に加え、巻末に当時の作例を再現したギャラリーもカラーで収録。コミックス巻末にも当時の特写(モノクロ)を再録していましたが、こんなところまで再現されていることに感動を覚えます。(2025/01/29)
復刊リクエスト投票
マシュランボー 全2巻
【著者】東堂いづみ 原作 / 岩本佳浩 漫画
ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー
【著者】今木商事
セカンドの直接の続編になっており、感動的な大団円を迎えるストーリー、ボンボン誌上でしか見られていないため、今一度目に焼き付けたいです!(2023/03/29)
ミクロマン レッドパワーズ
【著者】松本久志
ガンプラ甲子園
【著者】帯ひろ志
現在でも通じる面白さで、ビルドシリーズなどで認知が広まったガンプラファンにも今こそ読んでいただきたい作品です。(2022/02/19)
プラモウォーズ 全7巻
【著者】今木商事
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