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| 著者 | マーガレット・I.リトル |
|---|---|
| 出版社 | 岩崎学術社 |
| ジャンル | 専門書 |
| ISBNコード | 9784753309054 |
| 登録日 | 2025/10/28 |
| リクエストNo. | 78300 |
リクエスト内容
「新装版へ添えて」より 訳者あとがきに語っているいきさつで,僕はこの本を訳しました。隅々まで愛着こめて訳しました。内容がリトルさんのウィニコットへの愛着に溢れているので,僕の愛着とが溶け合って,情感を搾り出すような訳文となりました。句読点が多すぎる訳文の文体は,読みづらいかもしれませんが,写真にある老いたリトルさんの息遣いを示しえていると感じて,僕は気に入っています。 想いをこめた訳書だったので,あまり売れなかったのは悲しいことでした。在庫切れのまま消えてしまうのだろう。理論や技法を表立って提示していない内容だから仕方ない,とあきらめていました。ところが最近,欲しいとおっしゃる声をあちこちで聞くようになりました。治療現場の実像を知ることで理論と行為との連関を把握したい,との実務家の要望の深まり,つまりわが国における精神療法の成熟,に由来するのであろうと思い嬉しい心地です。 少しでも値段の安いものにしたいので,ソフトカバーにしてもらいました。また,表題と副題とを入れ替えました。上に述べたような本書の現時点での役割を考えての変更なのです。それ以外には訳文の内容もまったく変更ありません。初版をお持ちの方がうっかりして購入されることのないようにお願いします。 これは熱っぽい危険な治療実践の記録です。だけど,スッキリした治療技法の底に,このような熱っぽいかかわりが潜んでいる,2つは矛盾なく両立する,いや,2つが互いに支え合ってこそ実効を発揮するのだ。老いを加えるにしたがい,そう確信するようになっています。
投票コメント
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読んだことはないのですが、テーマとしてとても気になります。他の方のブログで「実際の精神分析セッションでのウィニコットのあり方がうかがい知ることができるのは貴重な史料」と表現されているのも読みました。復刊希望です。 (2025/10/28)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2025/10/28
『ウィニコットとの精神分析の記録 精神病水準の不安と庇護』(マーガレット・I.リトル)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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