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| 著者 | デイヴィッド・ウェストハイマー 著 / 木村譲二 訳 |
|---|---|
| 出版社 | 早川書房 |
| ジャンル | 文芸書 |
| ISBNコード | 9784152071507 |
| 登録日 | 2021/08/14 |
| リクエストNo. | 71602 |
リクエスト内容
1945年8月15日に大日本帝国が降伏せず、日本本土で戦闘が行なわれる物語。
投票コメント
全20件
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日本本土決戦を描いた小説の大傑作。日米の軍人民間人が入れ替わり立ち代り登場する群像劇です。突入までのわずかな時間で17年の人生を振り返る白菊の特攻隊員、親が売った中古車のことが何故か頭から振りほどけないままま日本本土に上陸する米の新兵、それを迎え撃つ都会育ちの日本軍上等兵、度重なる戦闘のせいで幻覚を見始める腕利きの米歩兵、息子や教え子を引き連れて米軍戦車に向かう小学校の校長などなど、リアルすぎる人物描写に絶句します。読んでいるうちに、自身もその戦闘の渦中にいるような気がして、本土決戦の「ノンフィクション」を読んでいる気になってしまいます。そして、ふと「ああ、これはなかった戦闘だったんだ。小説なんだ」と気が付いて心底ほっとします。小説の「力」を心の底から感じさせてくれる傑作です。今でこそ、多くの人に読んで欲しい1冊です。 (2021/08/16)GOOD!1
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SNSで見て、Amazon等の中古在庫もないとなりGOOD!1
発信していた方がこの復刊を書いていたので、読む機会を入手するためにも、アメリカの視点での本土決戦とはどのようなものか知りたかったので復刊希望します。 (2021/08/15) -
本土決戦の行われた九州を舞台に日米双方の将兵、民間人の戦いを描く戦争小説です。GOOD!1
軍事考証や登場人物の心理描写が非常に緻密で、日本人が選ばなかった『あり得たかも知れない』地続きの世界を肌で感じる事が出来ます。
多くの方に読んで頂きたいので、是非復刊をお願い致します。 (2021/08/15) -
故郷への侵略に対し、個人の想いを犠牲に戦い続ける国民と軍人たち。GOOD!0
彼らが平和を得ようとするあまり、平和そのものを破壊する極限状態を克明に描き出している。
現実では、甚大な犠牲が出ると分かっていたからこそ、核兵器による終止符が打たれました。
しかし、現代日本では想像が困難な状況を書き記した貴重な小説でもあります。
世界では未だ続いている、日本でもこれから起こりえる事態と向き合う為にも、良いきっかけとなる一冊でしょう。 (2025/11/03) -
市場にて見つからない為 (2022/10/13)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2021/08/15
『本土決戦』が10票に到達しました。 -
2021/08/14
『本土決戦』(デビッド・ウェストハイマー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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松本森男