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あした天気になあれ

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著者 椎名龍治(作) 鈴木たくま(画)
出版社 岩崎書店
ジャンル 児童書・絵本
ISBNコード 9784265927258
登録日 2015/07/03
リクエストNo. 62068

リクエスト内容

不登校で2年半学校を休んでしまった健一は夜間中学に入学する。教師や老少雑多なひとびととの交流を通して健一の心はしだいに開いてゆく。
不登校が登校拒否やずる休みと言われていた頃(1982年)に発行された児童書ですが、現在、不登校児童・生徒の多くはたとえ、一日も登校しなくても、教育的配慮という名の下で形式卒業しています。形式卒業した児童・生徒の多くは高校に進学できても、学力不足やいじめに苦しみ、辛い思いをしてきたため、高校になじめず、退学してしまうのが現状です。
一方、ごく一部の小・中学校では不登校児童・生徒に対し、長期欠席をした者には除籍や原級留置(留年)の処分を科しています。特に中学校を除籍になった者は中学校未卒(義務教育未修了)になるため、様々な制約を受けての生活は辛いものがあります。
この本は不登校をし、中学校を除籍になった主人公が夜間中学に入学し、そこで経験したこと、学んだことを子どもにもわかりやすいように児童書という形になっています。
夜間中学が不登校生徒やいじめで苦しみ辛い思いをしている生徒の受け皿として、その存在が注目されている昨今、不登校をした学齢生徒が夜間中学に転校できれば、長期欠席のまま形式卒業をするよりも、遥かにプラスになるはずですが、現状は学齢生徒の夜間中学への入学・転校は原則的に認められていないため、夜間中学に入学・転校したい学齢生徒は昼間の中学校を除籍になった後でなければなりません。それでも、学校側が「長期欠席をしても、卒業はさせる」と言われても、それをあえて拒否し、除籍を選択し、除籍後に夜間中学に入学する者も少なからずいます。
主人公の健一は昼間の中学校を除籍後に夜間中学に入学しますが、この本が書かれた1982年ではきわめて珍しかったことが、現在は東京都の夜間中学での10代・20代生徒の多くは昼間の中学校を除籍後に入学しています。つまり、健一と同じ選択をした方が増えているのです。
この本はまさに不登校児童・生徒とその保護者に読んでいただきたいのです。たとえ、一日も登校せずに卒業できたとしても、児童・生徒(子ども)にとって、果たしていいのでしょうか。
不登校になっても、夜間中学でやり直しができるということを不登校児童・生徒とその保護者に知っていただくために、その本の復刊はそのバイブルになるはずです。

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投票コメント

全1件

  • 不登校やいじめに苦しみ、辛い思いをしている児童・生徒とその保護者にぜひ読んでいただきたいために復刊を希望します。
    不登校をして長期欠席をし、たとえ、一日でも登校しなくても、卒業(これを形式卒業という)し、「卒業できればそれでいい」と思っている人にはこの本は必要ないでしょうが、それでいいとは思っていない人にぜひ読んでいただきたいです。
    この本は主人公健一が夜間中学で経験したこと、体験したこと、学んだことが赤裸々に綴られています。児童書という形式にしたので、不登校やいじめに苦しみ、辛い思いをしている児童・生徒にも読みやすいはずです。
    中学校を除籍になった者が中卒の学歴を得るには二つの方法があり、一つはこの本のテーマになっている夜間中学(中学校夜間学級・二部学級)に入学して卒業する方法、もう一つが中認(中学校卒業程度認定試験)を受検して合格する方法です。後者は高認の中学校版で合格しても中卒にはならないのは高認と同じです。
    この本は不登校をし、中学校を除籍にされても、夜間中学があることを不登校児童・生徒とその保護者に知っていただくためにも復刊は不可欠と考えます。 (2015/07/03)
    GOOD!1

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NEWS

  • 2015/07/03
    『あした天気になあれ』(椎名龍治(作) 鈴木たくま(画))の復刊リクエスト受付を開始しました。

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