| 著者 | ウイリアム・イングドール著 爲清勝彦訳 |
|---|---|
| 出版社 | 徳間書店 |
| ジャンル | 専門書 |
| ISBNコード | 9784198631130 |
| 登録日 | 2015/02/19 |
| リクエストNo. | 61473 |
訳者あとがきで「金融恐慌も戦争も、景気循環や偶然によるものではなく、マネー・トラストと呼ばれるごく少数の国際金融利権が巧妙・狡猾に意図して発生させてきた」と記してある通り。マネーにマネーを生ませるための投機や投資は博打そのものだが博打は親が必ず勝つようにできている為、親=国際金融利権が損をする訳がない。そもそも金融の仕組み(ルール)が国際金融利権によって作られている以上彼らにコントロールできない筈がなく勝つための様々な操作(イカサマ)も可能である。本書に日本のバブル崩壊についての記述がある。「1987年(昭和62年)10月19日、バブルがはじけた。(中略)翌年11月に大統領選を控えてきたブッシュは、株価暴落の本当の原因はさておき、過去に選挙運動を任せたことのある親友のベーカー財務長官などアメリカの有力人脈の協力を求め、外国の資本が米国の債券・株式市場に流入し続け、レーガンとブッシュが経済を「回復」させたという錯覚を有権者の間に刻み込むように依頼した。そこで、ワシントンは日本の中曽根総理大臣に直接要請し、民主党の大統領になれば、日本の対米輸出は損なわれることになると訴えた。中曽根が日本銀行と大蔵省に協調するよう圧力をかけると、1987年10月以降、日本の金利は下がり続け、不動産もさることながら、米国の株式・債券が相対的に「安く」(魅力的に)なった。巨額のドル資金が、東京から米国に流れた。1988年を通じて、ドルは堅調に推移し、ブッシュは民主党の対立候補に勝利できた。ブッシュは、日本の支援を確実にするため、自分が政権を摂れば日米関係は「改善」されると、日本の上層部に個人的に約束している。日本が金融面で様々な譲歩を行った結果、世界的にも1920年代以来最大の投機バブルが日本の株式・不動産市場に発生した。1990年、経済が制御不能になることを恐れた日本銀行が金利を上げ始めると、バブルは崩れ落ちた。日本は10年に及ぶ不況に陥り、その結果生じたデフレから完全には回復できていない。ブッシュ新政権の本当の計画は、米国の同盟国(特にドイツと日本)に直接圧力をかけ、巨額の米国の債務負担を「分担」させることだった。」バブル崩壊に対する単純明快な解答である。
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