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著者 | 渡辺治 |
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出版社 | 大月書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784272200610 |
登録日 | 2014/01/13 |
リクエストNo. | 59217 |
リクエスト内容
自衛隊の海外派兵、規制緩和、農産物の輸入自由化…。1990年代に日本社会を襲った激変は一体何を根源としているのか。マルクス主義政治学者の著者は、「冷戦が終わって世界は平和になる」といった議論を批判的に検証する中で、これらの現象をつかむ上で、レーニンの帝国主義論を現代的にバージョンアップさせることを提唱する。すなわち、日本の独占資本が多国籍化したために、アメリカなど先んじて多国籍化していた資本との利害が一致するようになったこと、進出した先の国々の事情を勘案するようになったこと、日本資本主義の維持に必要だった自民党支配さえも邪魔と見なすようになったこと、などが歴史的に明らかにされる。
投票コメント
全1件
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著者が提唱した現代帝国主義という概念は、今の安倍政権の行動を理解する上で非常に重要だからです。なぜ安倍政権が、第一次も含めて、憲法改正や軍事大国化にひた走ろうとしているのか、なぜ社会保障の切り捨てや雇用規制の緩和を進めようとしているのかが、説得的に説明されています。 (2014/01/13)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2014/01/13
『現代日本の帝国主義化―形成と構造』(渡辺治)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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かじやん