185 票
著者 | 江森備 |
---|---|
出版社 | 角川書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784048732536 9784048732703 9784048733854 9784048735704 |
登録日 | 2013/05/09 |
リクエストNo. | 57637 |
リクエスト内容
エジプト神話「ホルスとセトの戦い」をモチーフにした幻想歴史小説。
架空のエジプト王朝を舞台に王位を巡る勢力争いと愛と憎しみが描かれた物語です。
江森さんといえば「私説三国志 天の華地の風」が有名ですが、こちらも名作です。ぜひ!
復刊ドットコムスタッフ
江森備による、エジプト神話を題材とした小説です。2001年刊。
いにしえの掟が息づく国 タ・ウィの沼地に暮らす少年 ハル。15歳となったある日、母がタ・ウィの継承者であり、父が謀殺された先王であった事実を知ったハルは、父から王座を奪った現王との戦いに身を投じてゆく…。
SNSで話題となり、一度読んでみたいと多くのリクエストが寄せられています。
投票コメント
全185件
-
復刊を強く希望します。まちがいなく傑作です。GOOD!25
全4巻、①起②承③転④結 という構成です。
古代エジプト神話モチーフで、はじめは少し難しいですが慣れるとスラスラ読めます。
主人公は貧しく暮らすハル少年。でも実はすごい血筋の出自だと知り、父母を陥れた悪敵を成敗するために冒険へ出るが…!? という勧善懲悪の王道ストーリーが物語の柱です。
しかし、それは②巻までの話。
③巻から視点が180度ひっくり返ります。まさに“転”というべき巻でしょう。
ほのめかされてきたアレコレがついに正体を現しますが、想像のはるか上を行くエグみ、しかし下品にならず、かつ洗練された耽美な文体は絶品です。古風な台詞回しも、古典歌劇のように雅趣ただよう舞台を観ている気分にひたれます。
なにより、登場人物が魅力的です。完全無欠は一人もおらず、皆どこかに苦悩を抱えた深みのあるキャラです。善悪と愛憎が裏返ったとき、そのキャラがどういう行動をとるのか? それを読み追う緊張感もたまりません。
なぜもっと早くこの作品に出会わなかったのかが悔やまれます。
お願いします、復刊してください!! (2021/10/11) -
私は持ってますが、知人に薦めようにも中古は信じられないような値段がついているし、電子にはなりそうにもない。遠方に住んでいる知人には、貸し出すということもできないので、ここは江森三国志を復刊させてくださったドットコムさんのお力をお借りするしかないと、一票を投じさせていただきました。実は最近韓国発の古代エジプトBL漫画を読んで、仰天したんです。細部はもちろん違いますが、オシリス・イシス・セトなど、エジプト神話の神々が登場して、ストーリーの流れ的なものもこの「王の眼」と似てるんですよね!(カップリングとか正邪が途中から逆転するところとか)で、古代エジプト神話BLだったら本邦が先ですよ、ということで、この漫画の影響もあってこの作品の需要度は恐らくこれから高まるはず。私説三国志の江森備の作品とあれば、なおのこと飛びつく人は多いはずです。十分採算は取れると思います!道は遠いですが、ぜひそこのあなた様も一票お願いします! (2022/12/09)GOOD!7
-
各所で評価が高く、気になっていますが高騰しています。最近エジプト神話関係の漫画等が増え波が来ているように思いますので、文庫本での復刊を望みます。 (2021/05/10)GOOD!7
-
手元にありますが、多くの人に読んで欲しいと思い復刊を希望します。GOOD!7
江森備の作品の中で、文章の美しさでは一番の作品だと思います。
できれば電子書籍でも復刊していただきたいです。
手元にあっても電子書籍で販売されたら必ず購入します。 (2019/10/05) -
三国志しか読んでいなかったところ、このサイトで「アイアムシーザー」と「ブルークリスタル」を知り、手にすることができました。そしてその本の面白さに、これも是非是非読みたいと思います。小説道場のころから、真面目な作家さんだなあというイメージを思っています。時代考証をしっかりされているようなので、この本もきっと安心してわくわくできるのではないかと期待しています。復刊を強く希望します。よろしくお願いします。 (2013/11/02)GOOD!7
読後レビュー
NEWS
-
2023/02/02
『王の眼』が100票に到達しました。 -
2023/01/18
『王の眼』が50票に到達しました。 -
2021/11/16
『王の眼』が10票に到達しました。 -
2013/05/09
『王の眼』(江森備)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ルリビタキ