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著者 | 稲垣 真美 |
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出版社 | 岩波新書 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2012/04/26 |
リクエストNo. | 55112 |
リクエスト内容
新興仏青(新興仏教青年同盟)運動のあらましと、それを指導した妹尾義郎の生涯について記したが、一言私の感想を書きそえるなら、新興仏青が実践しようとし、妹尾氏の一生通しての念願としたものは、いまもなお生きつづけているということであろう。妹尾の思想や、新興仏青の運動は、ひとつのこんにちの仏教の原点となるものではないかと思う。つまり反戦にせよ、日常生活の改善にせよ、協同組合運動にせよ、新興仏青が啓蒙的に仏典の読みなおしを通じて訴えかけていた時点にもどって、そこから具体化にとりかかることを、ひろく仏教界、仏教者が考えはじめる日があってほしい。(おわりにより)
投票コメント
全2件
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この本は、ずいぶん昔のことですが、一読して深い感銘を受けた本です。戦前の仏教者には、こんな熱い心をもって社会問題解決のために奔走した人がいたのか、と!GOOD!1
それにくらべて今の仏教界は・・・
仏教は、いまこの世界に生きる人にとってこそ意味のある教えです。この教えに忠実に生きた妹尾義郎の生き様を知るためにも、ぜひ岩波書店には復刊をお願いしたいと思います。 (2012/04/26) -
現在の寺院仏教は仏教ではあるものの、原点とは程遠いものと常日頃感じておりました。GOOD!1
妹尾氏はそれを改革すべく、
1、堕落した既成教団を排撃して仏教の真価を現代に発揮したいとこと。
2、分裂した仏教を統一して醜い宗派争いを絶ちたいこと。
3、仏陀の精神に反する資本主義経済組織の改造運動に参加して、愛と平等の理想社会を実現したいこと。
を掲げ、戦前後に活躍いたしました。
このような宗教家がいたことを誇りに思い、また原点とは何かを見つめるのに相応しい手引書にもなると思います。 (2012/04/26)
読後レビュー
NEWS
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2012/04/26
『仏陀を背負いて街頭へ―妹尾義郎と新興仏教青年同盟』(稲垣 真美)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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山椒堂