7 票
著者 | 古東 哲明 |
---|---|
出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784480089069 |
登録日 | 2011/12/03 |
リクエストNo. | 54267 |
リクエスト内容
近代ヨーロッパ文化の源泉であるギリシア哲学は、現代思想に類似した、「神の死」とも言うべき状況の中から発祥したものだった。人間にとって最も根源的な問題といえる「在ることの不思議」に覚醒し、無常や不条理といった否定性を含みこんだまま、二元論を超克しつつ存在驚愕(タウゼマイン)を直視した、タレス、ソクラテス、プラトンら西洋哲学の開祖たち。人類史上画期的な出来事としてのギリシア哲学を、新たな視座から精緻に検討し、現代思想を鍛えなおす。
目次
序章 月から落ちてきた眼
第1章 哲学誕生の瞬間―タレス
第2章 逆説の宇宙―ヘラクレイトス
第3章 存在の永遠―パルメニデス
第4章 非知の技法―ソクラテス
第5章 ギリシアの霊性―プラトン
第6章 あたかも最期の日のように―M.アウレリウス
解説:永井均
投票コメント
全7件
-
ハイデガーに関する著者の別な本を読んだ。決してわかりやすいとは言い難いハイデガー哲学を、ゆっくりほぐしていく手法や文体に惹かれた。GOOD!2
他の著作も読みたいと思ったが、せっかくなら購入したいのでリクエストする。それなら古書でと言われそうだが、どうやら長らく品切れらしいので復刊してほしい。まだ10年も経っていないのに入手困難とは。 (2011/12/03) -
古東氏のギリシア哲学論考を現役で読める状態にしておいてほしいのは言うまでもないが、この文庫版には永井均氏による解説もついており、そちらもまた貴重である。 (2022/09/13)GOOD!1
-
タレス、ヘラクレイトス、パルメニデスに大きく紙幅を割いているのが興味深い。面白いというレビューが多く、ぜひ読んでみたい。 (2023/07/01)GOOD!0
-
良書であると評判を聞きました。是非復刻させてください。 (2022/02/11)GOOD!0
-
ハイデガーに関する同著者の別の本を読み、「この方の著作を全て読んでみたい。」と感じました。 (2021/09/24)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2011/12/03
『現代思想としてのギリシア哲学』(古東 哲明)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ゆ