24 票
著者 | 吉岡斉 |
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出版社 | 朝日新聞社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784022597243 |
登録日 | 2011/03/21 |
リクエストNo. | 53068 |
リクエスト内容
「この本は、日本における原子力開発利用の、草創期から一九九〇年代半ば過ぎまでの大きな流れについて、歴史的な鳥瞰図を与えることをめざす作品である。筆者はそうした鳥瞰図を、批判的な歴史家の視点から描こうと思う。ここで筆者の言う「批判的」とは、原子力開発利用の推進当事者に対して、「非共感的」な立場をとることを意味する。」(まえがきより)
2011年3月、東日本大震災にともなう福島第一原発の大規模事故により、これまで政府・業界団体が喧伝してきた安全神話は根底から覆された。脱原発を視野に入れた原子力政策の全面的な見直しは不可避である。
その中で、原子力政策に関する唯一の批判的通史である本書は、決定的に重要な一冊。速やかに復刊されることを希望する。
投票コメント
全24件
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いま、まさに読みたい本・読むべき本です。GOOD!1
福島原発事故のあと、エネルギー政策を見直すとしても、
過去の原子力行政の構造を見直さずには、とうてい
本格的なものといえません。
朝日新聞も、新聞社なら、すぐ再刊すべきでは。 (2011/05/20) -
いわゆる原子力ムラの成り立ちについて調べるのときの基本書だと思う。東京電力原発事故を受け、読んでみようと思った。新本はすでになく、古本にはとんでもない古書価がついていて驚いた。ぜひ復刊して手軽に読めるようにしてほしい。 (2011/05/05)GOOD!1
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原発について考える際に、科学技術的、あるいは経済的な観点からその当否を理性的に議論することが望まれるはずである。しかし実際の原発の推進(ないし反対)は、政治的な思惑等、さまざまな非理性的な情念に駆動されているように思える。そのあたりの背景、歴史を丁寧に辿り裏付けた本であるとの評判を聞き、この本の復刊を希望します。 (2011/04/20)GOOD!1
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我が国での原子力の生い立ち、歪み、異常さを最も説得的に示した名著 (2011/09/22)GOOD!0
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日本における原子力問題とその特殊性を時代を追って社会史として捉えている点がユニークな本のようだ。現在の日本の原子力問題を理解するためにも是非読んでみたい。 (2011/08/26)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2011/04/25
『原子力の社会史 その日本的展開』が10票に到達しました。 -
2011/03/21
『原子力の社会史 その日本的展開』(吉岡斉)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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経済学