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奇妙な廃墟

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得票数 20

著者 福田和也
出版社 筑摩書房
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784480087065
登録日 2009/10/26
リクエストNo. 48506

リクエスト内容

祖国を売り、ナチズムに加担する文学を作ってきたことでフランス文学史上、数々の伝説や悪名で彩られてきたコラボラトゥールの作家たち。しかしヒューマニズムに抗して闘ったその思想はパウンド、ブランショなど20世紀の知性に大きな影響を与えた。19世紀の反近代主義者の思想や手法から始まり、中心的な運動を担ったドリュ・ラ・ロッシェル、ブラジヤック、ルバテら、戦後における継承者ニミエにいたるまで、統一した視点からファシズムと文学・思想を検証し、近代フランスの歴史観に挑戦する渾身の処女作。

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投票コメント

全20件

  • かつてこれほど明瞭に近現代フランスにおけるナショナリズムの歴史を概観し、またいかにナリョナリズムの中で生きた文学者たちが思想を育んできたのかを描き出した本があったであろうか。
    福田氏は政治史的にも文学史的にも非常に有益な本を著したと思う。読者はフランス近現代の様々な右翼の人生に触れることによって、ひたすら暴力でしかないと思われがちなファシズムを新たな角度から見ることができるようになるのだ。
    このような傑作が絶版のままでは、日本におけるヨーロッパ近現代史のレベルは著しく低くなるだろう。よって復刊を希望する。 (2016/01/01)
    GOOD!5
  • 日本語の文献で戦時中仏の対独協力者について扱ったものが未だにほとんどない中で、これだけの意欲作が、しかも文庫として世に出されたということは、おそらく著者の知名度を越えて大きな意味を持っている。
    それは確かに、現代フランスにまで続く一つの大きな思想的水脈を探し当てているからだ。

    ブラジヤックの「クラージュ(勇気)!」という覚悟の言には、著者ならずとも古の書に淫する者であれば、少なからず胸を打たれることだろう。 (2014/05/15)
    GOOD!3
  • この本は国民必読の書だと思います。

    日本の教育現場では、恐らく西洋における反ユダヤ主義についての議論は
    タブーになっているのだと思われます。

    しかし、反ユダヤ主義が理解出来なければ
    リアルポリティクスを理解することは困難でしょう。

    現に今行われているウクライナの戦争の黒幕は
    米国に巣くうネオコンですが、
    彼らはユダヤ系トロツキストであり
    いわゆるグローバリストです。

    この勢力を最近はディープステイトとよびますが、
    彼らの殆どは欧州から米国に流れていったユダヤ人です。

    この事実を理解するための入門書として
    この奇妙な廃墟は全国民必読だと思われます。 (2023/03/18)
    GOOD!2
  • 読みたい。 (2012/09/27)
    GOOD!1
  • 読みたいから (2012/01/26)
    GOOD!1

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読後レビュー

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NEWS

  • 2014/05/15
    『奇妙な廃墟』が10票に到達しました。

  • 2009/10/26
    『奇妙な廃墟』(福田和也)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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