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著者 | リング・ラードナー |
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出版社 | 新潮社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2009/01/20 |
リクエストNo. | 45364 |
リクエスト内容
1920年代アメリカでユーモア作家・スポーツライターとして活躍したリング・ラードナーの短編集。(ラードナーについては詳しくは触れませんが、フィッツジェラルドと親交のあった作家としても知られています)「微笑がいっぱい」「ここではお静かに」とあわせ全3巻で新潮社から昭和40年代に刊行された中の一冊です。
金融恐慌前後のアメリカを舞台に、成金趣味や俗な若者などをユーモアと皮肉をこめて描いた作品は、今読んでも全く違和感のない新鮮さ、翻訳は、あの加島祥造さん。翻訳のクオリティはもちろん、加島さんが章の合間にはさんだコラムも絶妙で、当時のユーモアイラストを使用した装丁とあわせ、「なんでこんなステキな企画があの時代に?」と思わせる名編集だったと思います。
投票コメント
全1件
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ラードナーの翻訳は、その後、秀作を選んだ短編集の形で文庫で何社からか出ていますが、装丁やプレゼンテーションがイマイチで、あまり売れなかったのではないでしょうか。時代背景をベースにした作品のセレクトなど、この選集を超えるものは出ていません。GOOD!1
ホントに面白いので、ぜひ1人でも多くの人に知ってもらいたい。そもそもマイナーな作家なので、この選集でしか読めない翻訳がたくさんあります。
自分はなんで知ったかというと、子供時代に図書館でたまたま見かけてハマりました。その後、古書店でずいぶん探しましたが、いい状態のが見つからず。「微笑がいっぱい」だけ10年ほど前に新潮社から突如再刊されたので買えましたが、できればあの装丁・コラムごと3巻セットで再刊してほしいところです (2009/01/20)
読後レビュー
NEWS
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2009/01/20
『息がつまりそう』(リング・ラードナー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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rossonero