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著者 | 末川博 |
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出版社 | 講談社(講談社学術文庫) |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2008/12/21 |
リクエストNo. | 44901 |
リクエスト内容
【内容】
法が、真に民衆のものとなるにはどうすればよいか。
国民の権利や自由が、法秩序として守られるだけではなく、
政治、経済との関連でとらえられ、
民衆もその権利意識を自覚する必要があると指摘する。
さらに、法律学、経済学、政治学と、
ともすれば一つだけの狭い分野に
とじこもりがちな学問の世界に反省を促し、
広い視野から、法・法学のあり方を説くなど、
法学者・教育者として、一貫して歩んできた著者の、
滋味あふれる法学入門書。
【目次】
1 基本的人権
(1)法律がからんでおこる悲惨事
(2)色めがねをはずして見よう
(3)政治・経済からの法律の遊離
(4)法治国家と法学者
(5)日本人と基本的人権
(6)ときの政治権力と普遍条項
2 権利意識の生成
(1)財産相続権
(2)一農村における財産相続の実態から
(3)法意識と権利意識
(4)民主化徹底のために
3 社会変革と法
(1)法を超越する革命現象
(2)明治維新の変革
(3)維新以後と法
(4)敗戦による社会変革
4 政治の動きと法
(1)政治と社会現象
(2)社会の発展と政治・経済・法律
(3)社会生活と法律
(4)戦後日本の法体系
(5)法と国家権力
5 法とは何か
(1)わたくしの法哲学
(2)新しい学問としての法社会学
(3)社会科学と学問の自由
(4)法学をまなぶ者の社会的責任
【著者】
1892年山口県生まれ。京都大学法科卒業。
京大教授、大阪市立商科大学教授、
立命館大学総長を経て、同大学名誉教授。
専門は民法と労働法。
主著に『末川博法律論文集』(全4巻)
『末川博随想全集』(全10巻)『民法』など。
投票コメント
全1件
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著者は現行民法の「権利濫用の原理」を確立させた民法学者。GOOD!0
実定法学の文庫本はかなりめずらしい。
きっと名著にちがいない。 (2008/12/21)
読後レビュー
NEWS
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2008/12/21
『民衆のための法律学』(末川博)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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無