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著者 | 栗本慎一郎 中村英良 |
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出版社 | リブロポート |
ジャンル | 実用書 |
ISBNコード | 9784845700691 |
登録日 | 2007/12/01 |
リクエストNo. | 40476 |
リクエスト内容
アール・ヌーヴォー、そして吸血鬼のかおりを追って訪れたトランシルヴァニアとブダペストの旅.。カメラマン中村英良の写真も美しい。薔薇のブダペストにとって、血のトランシルヴァニアとは何か?
「この本はなぜ血と薔薇を表題にしているのか。トランシルヴァニアの吸血鬼の血とそれを吸って咲く赤い薔薇というわけえではない。薔薇十字軍の薔薇でもない。
この本はカメラを持った、東欧はトランシルヴァニア紀行でもあるから血の方は確かに吸血鬼にまつわる血なのだ。しかし、そこに、民族の血、文化の深層に流れる血という意味もこめられている。それがやがて、カール・ポランニーの経済人類学や、マイケル・ポランニーの深層の知の理論に、流れ込んでいくものだからだ。
薔薇とは、ドナウの薔薇と愛称される美しいブダペストを指す言葉なのだ。ドナウの薔薇ブダペストに現代思想の源流を尋ねながら、それがなぜ、トランシルヴァニア調査行に結びつき、ついでにドラキュラ侯の遺跡まで訪れることになってしまったのかという理由は、この本を見ていっていただければ、次第に判るであろう。取り敢えずは、難しく、出発しよう。」(本文より)
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読後レビュー
NEWS
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2007/12/01
『血と薔薇のフォークロア』(栗本慎一郎 中村英良)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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nick22