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著者 | Graham Kerr(グラハム・カー) |
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出版社 | GROSSET&DUNLAP INC. |
ジャンル | 実用書 |
ISBNコード | 9780448013220 |
登録日 | 2007/05/06 |
リクエストNo. | 38519 |
リクエスト内容
1968年から1971年にかけてカナダで制作され、世界各国で放送された料理バラエティ番組のクッキング・ブックです。
イギリスの料理研究家、グラハム・カー(1934~)が妻のトリーナ・カーとともに世界各国の郷土料理を現地取材。それらに自身のアイディアを加えて考案した料理をグラハムが軽妙なトークを交えながら、鮮やかな身振りで実際に調理し、スタジオに招き入れた観客のひとりに試食させるという番組構成で人気を博しました。豪華な食材をふんだんに用い、ワインを飲みながら調理するそのスタイルは料理業界のみならず、放送業界にも影響を与え、料理バラエティの概念を一般に認知させました。
A4判ハードカバー680頁。1972年出版。現在は絶版。
登録者の評価★★★★★★★★★☆
【内容】
巻頭では幼年時代から軍役を経て、料理研究家として活躍するに至った、グラハムの半生が紹介されており、トリーナとの結婚写真や子供たちとの仲睦まじいスナップ、オーストラリアの自宅なども紹介されています。また、食物史家アンドレ・シモンや、名シェフ、レイモンド・オリバーとの写真も掲載。
本編では基本食材、前菜、卵料理、魚介料理、ペストリー、主菜、ソース、野菜料理、デザート、ナチュラルフーズの10のテーマに分けられ、全部で583品のレシピが紹介されておりますが、ネヴィル・ベル氏の撮影で、主なレシピのプロセスと完成品が130ページ以上にわたってカラー写真で掲載されており、視覚的にも大変美しく、食欲をそそります。また、それぞれのレシピには、その料理の特徴がマークで表され、巻末には料理名索引が付けられるなど、実用性に富んだものとなっています。
【紹介された料理の一部】
『クラリファイド・バター』、『グラハム・カー・パテ』、『カネロニ』、『蛙のカルバドス』、『フィッシュ・フォンデュ』、『アーティチョークと牡蠣のスープ』、『セビーチェ』、『ガスパチョ』、『サーモン・ステーキ・ハーブ・バター添え』、『フィレ・オ・フィッシュ・マカダミア』、『ピーター・ローデンバーグ・オムレツ』、『ワイン・バーガー』、『シンガポール・スチームボート』、『サテー』、『エンパナダ・マリスカダ』、『スカロッピーニ・ドン・キホーテ』、『スポッテッド・ディック・アンド・ウイスキー・バター』、『マンゴー・テキーラ』ほか。
投票コメント
全8件
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復刊の際はオリジナル通りに復刻して欲しい。紹介された料理は高カロリーのものが多いので、ヘルシー志向が浸透してきた咋今の料理業界とは相容れないかもしれませんが、写真も美しく、内容も古くなっていないと思います。洋書で愛読しておりますが、日本語版の出版も検討して欲しいところです。GOOD!1
それにしても、伝説の人物アンドレ・シモン(Andre L Simon 1877~1970)、レイモンド・オリバー(Raymond Oliver 1909~1990)との写真は凄い。
【版権データ】
Copyright 1972 by Graham Kerr All rights reserved
Published simultaneously in Canada
Library of Congress Catalog Card Number:72-77111
Printed in the United States of America
GROSSET&DUNLAP A Filmways Company Publishers New York (2007/05/06) -
日本語版で愉快な完全版の本がみたい。GOOD!0
お茶目な、あのTVの世界そのままで。
昔見た、憧れのあの料理を味わいたい。 (2024/08/18) -
小さい頃、番組を夢中でみた (2023/07/16)GOOD!0
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懐かしい!この番組よく見ていて好きでした。 (2016/02/23)GOOD!0
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子供の頃、ほぼ全ての料理番組を見ていましたが、グラハム カーはダントツでした。GOOD!0
番組はフーディーズTVで楽しんでいますが、本があるなら是非読んで見たい。
復刊お願いします。 (2013/06/09)
読後レビュー
NEWS
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2007/05/06
『The Complete Galloping Gourmet Cookbook (世界の料理ショー・クッキングブック)』(Graham Kerr(グラハム・カー))の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
箱崎 津郎