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著者 | 那谷敏郎 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810738 |
登録日 | 2006/06/13 |
リクエストNo. | 34235 |
リクエスト内容
チベットのかつてのダライ・ラマのように、ネパールにはクマリという生き神がいる。ダライは男僧で終身であるが、クマリは無垢な童女期に限られる。真紅の衣裳に金の宝冠を戴き、蛇の首飾りをつけたクマリに、国王は年に一度謁見して、国の吉兆を知る。あどけない額に描かれた目、それこそが第三の目、ネパールの興亡を予見する目である。
ジャーナリスト出身の歴史家である著者が、世界各国の聖域を訪ね、その歴史を探る聖域行シリーズ第2巻。大村次郷氏による写真も多数収録。平凡社カラー新書73として1977年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★☆
【目次】
◇カラー版8頁:ネパールの目~額にある第三の眼
■見ることと見られること
晩春の日の御開帳 サガルマタとクマリ
◇カラー版24頁:童女のクマリ・聖なる盆地-カトマンズ
■高山だけではないネパール
複雑な地形、複雑な人種
■クマリの生態
国家公認の存在 クマリ選考の道程 市内を巡幸するクマリ クマリの日常 クマリの存在理由
◇カラー版16頁:ネパールの祭り1
■祭りの日々
ラト・マチェンドラ ビスケット・ジャトラ バル・クマリ マタ・ティルタ ブッダ・ジャヤンティ ガイ・ジャトラ ティーズ ティハール ダサイン
■谷間の王国の史的展開
湖盆から王国へ ネパールらしさの完備 尚武の民の征服 盆地の国の国際化
◇カラー版16頁:ネパールの祭り2
■祭儀に生き死ぬ
中間地帯の自負と責任 頭上に足許にご注意を!! 聖者と建築王 夜の演奏の法悦 天地に満ちる精霊たち
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読後レビュー
NEWS
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2006/06/13
『聖域行(2)ネパールの生神様(クマリ)』(那谷敏郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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