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灰色の狼ムスタファ・ケマル―新生トルコの誕生

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得票数 30

著者 ジャック・ブノア・メシャン (著), 牟田口 義郎 (翻訳)
出版社 筑摩書房
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784480850843
登録日 2004/12/08
リクエストNo. 27191

リクエスト内容

オスマン帝国は、第一次大戦の際ドイツに荷担して敗れ、領土の大部分をイギリスに奪われた。中心部の小アジアも西部全域がギリシア軍に占領され、老帝国は死に瀕していた。このときムスタファ・ケマルは、ただ生きのびることだけを望む若いトルコ人民を糾合して、ギリシア軍とスルタンを追い払い、トルコ共和国を樹立した。そして、政教分離と改革を断行する一方、隣国とも大国とも不可侵協定を結び、彼の死後に起った第二次大戦にも参戦しなかった。(「BOOK」データベースより)

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投票コメント

全30件

  • 日本国内では圧倒的に数の少ないトルコ史そしてイスラーム史の中でも、ケマルについて書かれた伝記はほぼこの本と併せも五指に満たないといっても過言ではない。無論、本書は学術書ではないが、それでも本書の文庫化、もしくは選書化並びにトルコ史学者による注釈を加えての復刊を強く希望する。 (2017/05/08)
    GOOD!1
  • 建国の父ともいわれているケマル。この本は、オスマン帝国崩壊だけでなく、帝国ができるまでの歴史も、簡単ではありますが書かれてあります。最近の資料を見ますに、敵の数や状況などにすこし誤りがあるようですが、読みごたえはかなりあります。図書館で借りて読み、非常に感動いたしました。ぜひ、復刊していただきたいです。私にとって、手もとに置いておきたい生涯の1冊となることでしょう。 (2013/05/08)
    GOOD!1
  • トルコを始めとした中近東は歴史的に民族や部族の独立性が強く、其の上に厳しい宗教も相俟って何時もいつでも(今もそうだが)近代国家や市民社会の形成が容易でなく、国家の発展の大きい障害となっている。ケマルはそうした風土の中、更には国を挙げた戦争(第一次大戦)にも敗けて国土の一部が占領されると言う、文字通り十重二十重の災厄の中で奇跡的にも国を一つに纏め上げ、侵入者を追い出し、イスラム教とも一線を画した近代国家を造り上げることに成功した不世出の傑物である。彼の手法は今のトルコも流れを汲み、確かに強権的な側面もあるが、国家存亡時には已む無きとも取れる上、複雑な中東情勢理解としても、正に国難を迎えている日本の国家運営にとっても、参考になる良書ではなかろうか。 (2013/01/05)
    GOOD!1
  • 最後のイスラム帝国であるオスマン帝国を廃しイスラム圏で最も世俗化した近代国家を樹立したムスタファ・ケマル(アタチュルク)について書かれた数少ない和書の1つでありアタチュルク研究、トルコ研究では重要な資料の1つ。またイスラム圏の近代化についての史料としても重要。 (2008/01/09)
    GOOD!1
  • 日本と最も親密な関係を有するトルコとの相互理解には、少なくとも歴史が必要だと思います。そのトルコの歴史を理解するための資料として、当該図書はまさに適切なものと思います。

    自分自身も、大学時代においては、現代トルコ史についての論文を書きました。その時に感じたのは、トルコを表した資料の少なさです。論文は何とか完成しましたが、結果としては満足のいくものではありませんでした。もしあの時にこういう本が一杯あったなら、と思ってなりません。

    復刊にどれくらいのコストがかかるのか自分は分かりませんが、親日国家トルコとの友好関係を維持するため、また少しでもトルコのことを知る人達を増やすためにも、ぜひ復刊のほうを御検討してください。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 (2006/10/13)
    GOOD!1

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読後レビュー

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NEWS

  • 2004/12/08
    『灰色の狼ムスタファ・ケマル―新生トルコの誕生』(ジャック・ブノア・メシャン (著), 牟田口 義郎 (翻訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。

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