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著者 | 有泉貞夫 |
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出版社 | 朝日新聞社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784022570277 |
登録日 | 2003/10/26 |
リクエストNo. | 20371 |
リクエスト内容
明治の政党政治家、星亨の評伝。星亨は貧民出身だったけれども、陸奥宗光の子飼いの人材で、若い頃から世話を見てもらう。陸奥の推挙で英国留学し、日本人で初めて英国の弁護士資格を得る。その後政界入りし、衆議院議長、駐米公使にまで出世する。彼の強引な政治手法は傲岸不遜とみなされ、敵を多く作る一方、実行力のある政治家として、藩閥政治家に一目置かれ、身近な人たちの人望は厚かったという。現代の田中角栄と相通じるところがある星亨は、毀誉褒貶相半ばする政治家として大変興味深い人物である。サントリー学芸賞(思想・歴史部門)1983年受賞作品。
投票コメント
全7件
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政党(自由党)が打倒藩閥政府の民権運動の主体から、政府側の主体(政権政党)に切り替わっていく、自由党→政友会(=政権政党)の流れの中で、その転換期のポイントとなった人物が星亨であるのだが、この政治家の本格的研究は未だ行われていないように思われる。その手がかりとして本書の復刊を希望します (2009/04/29)GOOD!1
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リーダーシップのある政治家、それも後世に名を残すような偉大な政治家というのは、得てして毀誉褒貶がある。そして、そのような強力な政治家の最期はテロの凶弾であることが多い。例えば、大久保利通、伊藤博文、原敬、そしてこの星亨もそうである。混迷の時代には強いリーダーが待望される。誤解を恐れずにいえば、今の政治家たちにも、暗殺されても已む無しというくらいの気概をもって政治活動をしてもらいたいと思う。有泉貞夫氏の『星亨』は、偉大な政治家の一人としての星亨の魅力を描いたとても良い著作だと思います。 (2003/10/26)GOOD!1
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読んでみたいです。 (2010/11/01)GOOD!0
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興味があります。 (2008/01/13)GOOD!0
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復刊されれば、ぜひ購入したい。 (2007/12/14)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/10/26
『星亨』(有泉貞夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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まさごろう