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著者 | 杉 冨士雄 |
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出版社 | 富岳書房 |
ジャンル | 実用書 |
登録日 | 2003/08/28 |
リクエストNo. | 18965 |
リクエスト内容
プロヴァンスの風土研究、南仏語研究のパイオニアである、
岡山大学教授だった杉富士雄(1921-1991)氏のプロヴァンスへの
暖かい眼差しが、深い知識に裏打ちされつつ、凝集された著書。
(出版年 1992.6。267p ; 21cm。出版時定価 2500円。)
『プロヴァンスでの○ヶ月』等々の、現地の風土・文化を軽視した
上っ面の「お手軽エッセイもの」では物足りない人への本格的
プロヴァンス・ガイド。
ミストラルやゴッホの愛したプロヴァンスの明るい陽光の「光のひだ」を
知り、フランスの多様性を理解する上で、格好の名著。
著者は、世界の地方語復権の流れのさきがけとなった、生涯南仏語で
書き続けたノーベル賞作家、ミストラルの紹介者でもある。
(ミストラル『ミレイユ―プロヴァンスの少女』岩波文庫)
投票コメント
全4件
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プロヴァンス興味あります。片山敏彦さんがお好きだったアンドレ・シュアレスの「プロヴァンス讃歌」もいい本です。アンドレ・シュアレスはマルセイユ生まれのユダヤ人で、ピーター・メイルのような外人から見たプロヴァンスではなく自分の愛する故郷としてのプロヴァンスが描かれています。美しい散文詩ですが、ガイドブックにはないような記述もあって少し勉強にもなります。帯には辻邦生さんの推薦文もありますし。シュアレスはルオーとも親交があって「ルオーの手紙 ルオー=シュアレス往復書簡」という本もあります。 (2003/09/03)GOOD!1
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『プロヴァンスでの○ヶ月』等々の、現地の風土・文化を軽視した上っ面の「お手軽エッセイもの」では物足りない方に最適。GOOD!1
ミストラルやゴッホの愛したプロヴァンスの明るい陽光の「光のひだ」を知り、フランスの多様性を理解する上で、格好の名著。 (2003/08/28) -
プロヴァンスはいつかは訪ねてみたいところの一つ.その風土を正確に知りたい. (2009/10/03)GOOD!0
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南仏語というと、オック語なんでしょうか?読んでみたい (2003/08/29)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/08/28
『プロヴァンスの海と空:歴史と文化の旅』(杉 冨士雄)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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magnoria717