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著者 | フランク・テイエス著 大河原精一郎,川村重和共訳 |
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出版社 | 牧野書店 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2003/07/15 |
リクエストNo. | 17976 |
リクエスト内容
戦前に翻訳された、日本海海戦で東郷司令長官と相対したロジェストヴェンスキー中将に焦点をあてた戦争伝記。吉村昭の『海の史劇』にも影響を与えたと考えられる。多分にフィクション要素が感じられるが、著者の丹念な資料分析が窺える。これを読むとロジェストヴェンスキー提督の非凡さを知ることが出来る。そして出港準備の段階から日本海海戦における敗北までの彼の苦労は、涙なしには読むことが出来ない。バルチック艦隊は連合艦隊に敗れたのではなく、むしろ祖国ロシアによって葬られたのだ、という一句は印象的。
投票コメント
全6件
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バルチック艦隊は、日本海軍に、やられたよりも、祖国ロシアにGOOD!1
やられたと言うのは、後から歴史を「落ち着いて」みれば、あの
「日露戦争」も、ホントウのホントには、あの時、日本は、やっ
と勝てたのに、それを「大勝利!」だと思い込んでしまったの
だったと言うことからも傍証される。ーーーーしかし、この「お
マヌケさ」は、今の日本人にも続いているらしい。 それを、観
る上でも、読んでみたい。 (2003/07/16) -
戦前に出版された文献ですが、これほど面白い戦争伝記は他にないと言えます。著者の文章力と訳者の翻訳能力が見事にかみあった知られざる名著だと思います。日本海海戦といえば東郷司令長官、という偏った知識に一石を投じてくれました。 (2003/07/15)GOOD!1
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見たことがないので読んでみたい (2008/05/20)GOOD!0
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『バルチック艦隊回航記』この本についてはGOOD!0
唯タイトルのみを予て聞き及んで居りました。
蓋し、海戦百周年の皇紀2665年の本年故に、
この書の価値も大きいと言えませう。 (2005/10/05) -
興味を持ったため。 (2003/12/28)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/07/15
『全滅の戰列 バルチック艦隊回航記』(フランク・テイエス著 大河原精一郎,川村重和共訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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