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リクエスト内容
石森章太郎氏の作品の中では名作「佐武と市捕物控」に近い「江戸市井もの」です。これも同様「名作」です!
2年前に他の方がリクエスト登録されてますが、巻数を書かなかった為か、多分2冊で打ち切りの「コンビ二版」で「入荷」表示にされてしまった様で、また不完全な箇所が有ったので、新たに僕が新規登録させて頂きました。なので「重複登録」では有りません、ご注意を。完全版・最多収録の全17巻バージョンです!日本江戸文化を感じ取れると言う意味でも、文化的・良質な作品です。・・・以下某所から(良い文章だったので)コピーさせて頂きました。これも復刊の為ですので執筆者様、ご了承下さい。(ネタバレ的な箇所が有りますが1話完結で支障なしと思い、広く知ってもらう為掲載しました。)
江戸の遊里・吉原の大門前、凧やコマなどを商うおもちゃ屋の店先で、ふだん竹とんぼを作っているのが主人公"とんぼ,,だ。店の本業は吉原での借金を取り立てる始末屋。店にはさまざまな始末事が持ち込まれ、手先が器用なとんぼにはカラクリ作りの仕事も入ってくる。一見頼りなげなとんぼが、やっかいごとや大小の事件を解決していく、一話ごと完結の物語だ。
遊女とひやかし客との交情を描く「格子なじみ」は筆者が気に入っている一編。"ひやかしの政,,と遊女たちが嫌う大工が、吉原に顔を見せなくなる。政は仕事場の事故で右足を失って酒浸り。それを聞いた遊女たちは、見舞金を届けるよう始末屋に依頼する。政の姿が消えて遊女たちも寂しくなったのだ。とんぼは、政のため義足を作って届け、促された政は、義足を付けて早速吉原へ。軽口をたたき合う遊女たちと政の目に、うっすら涙が光る。
大事件は起きない。本作で描かれるのは、こうした江戸庶民の物語だ。やっかいごと解決の過程で、浮かび上がる人情の機微が読む者をほろりとさせる。遊里が主舞台だけにつやっぽい場面も多く、さらには、店主の娘で出戻りの志摩ととんぼの恋の行方も絡み、物語に奥行きを与えている。落語やカラクリ細工に興味がある人にも薦めたい名作である。
本作の単行本は、連載時に次々と刊行された全十七巻(小学館刊)と、それを精選した同社文庫版全六巻(八三─八四年)のみ。その後再版されてはいない。今年は江戸開府四百年。さまざまな催しが予定されるが、江戸ブームに乗って本作が再版されはしないだろうか。
投票コメント
全31件
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以前1話だけを読んでとても面白く、長年続きを読みたいと思っていました。ひさしぶりに検索をかけてみたのですが、まだ復刊されていないのですね。復刊ドットコムでリクエストページを見つけたので、さっそく投票いたしました。ぜひ復刊をお願いします! (2014/05/05)GOOD!1
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昔、全巻持っていたのですが、家を建て替える際、行方不明になってしまいました。GOOD!1
最後の17巻目が中々見つからず、苦労してGETしたのに、トホホです。
(今あればお貸し出来たのですが・・・)
遊女と冷やかしのエピソードは実にいいですよね。
作者の「ホテル」にも通じる人間模様がまた読みたくて、、復刊を希望します。 (2011/06/29) -
廉価版コミックス2冊だけを読んだのですが、とても面白くて大事に持っています。主人公のゆるいかんじ、あたたかみがとてもいい。単行本を探してましたが見つからず、ネット検索したところ、こちらに行き着きました。どうしてこの名作が絶版になってしまっているのか??不思議。。。とても好きな作品です。個人的には、できればぜひ文庫復刊してもらいたいものですが・・ともかく、全話読みたいです。ぜひ復刊してほしいです。 (2008/05/09)GOOD!1
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個人的には石ノ森作品の時代物では1番の作品だと思います。(佐武市は救いのない話も少なくないので…。)コンビニ版、文庫版では物足りなくもどかしい気持ちにさせられました。ぜひぜひ全17巻網羅した復刻をお願いします。 (2005/08/21)GOOD!1
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この漫画を数年間探し続けていました!GOOD!1
ある弁護士が、少年時代に感銘をうけた漫画と推薦し、“弁護士志望者の必携本”と推薦していたからです。
全巻の復刊を強く希望します!!
みなさん、ぜひ一票を投じて下さい。
お願いいたします。(m__m) (2005/05/28)
読後レビュー
NEWS
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2022/09/30
コミックパークのサービス終了にともない、当サイトからコミックパークへのリンクを削除いたしました。 -
2010/07/22
『さんだらぼっち 全17巻』販売開始しました! -
2003/06/05
『さんだらぼっち 全17巻 (オリジナルの最多収録バージョン)』(石ノ森章太郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ajiki