24 票
著者 | 松林清明 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
登録日 | 2003/02/23 |
リクエストNo. | 14921 |
リクエスト内容
ひとりの少年が、水の世界では「水の子」、火の世界では「火の子」となって冒険を重ねるうちに、人間として成長していく物語。
(私が小学生の頃、もう30年以上前に読んだきりなので、正確には覚えていませんが、他にも「風の子」「??の子」と冒険は4回に及んだと記憶しています。)1969年刊行。
投票コメント
全24件
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懐かしいですね。36年も前に優秀だった友人のすすめで読んだのですが表も裏も燃えさかる炎の絵で、翻訳物だったように記憶しているのですが違うんですね。舞台がアメリカかどこかだったのでしょうか。こういう正当派のファンタジーが最近少ないように思います。今のこども達にもぜひ読んで欲しい作品です。 (2006/08/28)GOOD!3
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小学生の頃、図書館で借りて読みました。少年が冒険をするたびに、ひとつひとつ、大切なものを学び取っていくその姿に、当時の私は深い感動を覚え、涙が止まりませんでした。その後も折に触れてこの本のことを思い出していましたが、再び読む機会はありませんでした。しかし、とうとう私も親となり、是非、自分の子供にこの本を読んでもらいたいと思うようになりました。当時の私を強烈に揺さぶった物語の復活を心から望んでいます。 (2003/02/23)GOOD!3
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小学生の頃学校の図書館で借りGOOD!2
日曜の布団の中で読むのが大好きでした。
大変面白く、別世界に自分自身が入り込んだ様な気持ちで読んだ記憶があります
是非もう一度手にして読みたいと思っています (2017/11/01) -
子どものときに読んでとても強く感動した記憶があるからです。人のために行動することの大切さややさしさについて大人の今になっても考えさせられるところのある児童文学の傑作だと思います。自分にとってとても大切な本なので捨てられずに今も所有しています。広く現代の子供たちに読んでほしいと考え、復刊に賛成します。 (2012/02/10)GOOD!2
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まだ公共図書館もなく、本といえば、教室の片隅の学級文庫とたまにしか入れない図書室しかなかった時代。学級文庫にあった本で、その後どこを探しても見つかりませんでした。GOOD!2
とっても切なくて、でも強烈な印象が残っていて、是非もう一度読みたい本です。 (2007/06/18)
読後レビュー
全1件
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大人になって読み返したい本
小学校6年生ぐらいだったとおもいます。知り合いの家にお正月に挨拶にいくという親にくっついていって、その家の娘さんの書棚にあったこの本が気になり、読ませてもらいました。帰れなくなりました。どうなるのか知らないわけにはいかないとおもいました。わたしに根負けして、本をくれたお姉さんにありがとう、と思いました。燃える炎の表紙、不幸な生い立ちの子ども、現実世界とファンタジー世界の往復、そして衝撃の結末。非常に印象深い本でした。
子どもにこういう本を読ませることを、ちがう、だめ、という親がいまは多いんじゃないかとおもいます。ハッピーエンディングでもないし世間的な常識とは違うところがある。わたしもそれは同意するところも一部あります。ひとの運命は親から受け継いだものだけでは決まらないから。火の子は火の子の修行をしたあとで、つよくなってまた現実世界に戻ってきてほしかった。どこか自己憐憫的なものを感じさせ、いやな気になるところもあります。でも、作家はどういう気持ちでこれを書いたのだろう、と思います。そういうことをつきつめて考えることができる、じゃあこの子をどうしたいの、と作家と自分の対話を想像できる、そういう本って児童書には、すくないなとおもってました。子どもを子ども扱してる、足りないところはいっぱいあるけど、考えることのできる人間、不幸や矛盾に気づいている人間なのに、児童書って子どもをばかにしてる気がするときあるな、って。この本にはなにか手加減しない、ほんとうの気持ちを語っている人がいるなとおもいました。
といったことを、もう何十年も経って書ける(読み返したわけでもないのに)本って、すくないです。復刊して議論してほしい、子どもだけでなく大人が。復刊されたら、書評を書きたいです。そういう人がきっと、確実に存在する本だと思います。 (2021/03/01)
NEWS
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2003/02/23
『火の子』(松林清明)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ひつじ