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著者 | カズオ・イシグロ |
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出版社 | 中央公論新社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784120027048 9784120027055 9784151200410 |
登録日 | 2002/12/07 |
リクエストNo. | 13678 |
リクエスト内容
世界的ピアニストである主人公は、ある町へとやってきます。初めてきたはずの町のなかに、なにやら覚えのあるものが見え隠れします。一方、演奏会には過度の期待が寄せられて…。著者は、近年、「日の名残」や「わたしたちが孤児だったころ」で注目されているカズオ・イシグロ。 この作品は、著者が、リアリズムの作家といわれるのを嫌い、まったく現実的でない幻想的な作品に挑んだものです。評価は二分するようですが、一読の価値ありです。必ずや、読者を、人の記憶の渦の中へと引きずり込んでくれるでしょう。
同著者の「浮世の画家」も復刊リクエスト中です。こちらもよろしく!
投票コメント
全9件
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カズオ・イシグロの評価は年々高まっていると感じている。GOOD!1
先日出た「わたしを離さないで」はすばらしい小説で多くの新しい読者を開拓したはずだ。イシグロの作品(日本で翻訳されているなかで)でこの作品だけが手に入らない。もっともっと読まれて良いはずだ。 (2006/09/13) -
まるでカフカの長編小説を読んでいるような小説ですが、作者独自の信頼できない語り手は健在であり、まさに「イシグロワールド」全開の小説です。カフカの「城」や「審判」が好きな人や、ドストエフスキーばりのブラックユーモアが好きな人には正にうってつけの小説だと思います。イシグロの新刊も発売されるようなので、これを機に復刊してほしいと思います。 (2006/04/17)GOOD!1
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この作品こそ、著者の大きな転換点といえる作品です。リアリズムの作家といわれるのを嫌い、まったく現実的でない幻想的な作品に挑んだものです。評価は二分するようですが、一読の価値ありです。必ずや、読者を、人の記憶の渦のなかへと引きずり込んでくれることでしょう。復刊を期待しています。 (2002/12/07)GOOD!1
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読みたいです。 (2007/02/12)GOOD!0
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とりあえず。 (2006/07/31)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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充たされざる者 | 1,650円 | アマゾン |
NEWS
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2021/03/23
『充たされざる者』(カズオ・イシグロ 著 / 古賀林幸 訳)の注文を開始しました。 -
2002/12/07
『充たされざる者 上・下巻』(カズオ・イシグロ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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