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著者 | デーモン・ナイト |
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出版社 | 青心社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/10/19 |
リクエストNo. | 12877 |
リクエスト内容
「思うに、デーモン・ナイトは、これまでにSFが生み出して
きた最も重要な文学者といっても、おかしくはない」 (バリー・N・マルツバーグ)
'50年代に知的でユーモラスな短編SFを多く残した
デーモン・ナイトDamon Knight。
大作家で妻のケイト・ウィルヘルムの前では消え入りそうな存在感ではあるが、
じつは知る人ぞ知る名短編の量産家であった。
これはその彼の日本で唯一の短編集。(大野万紀氏編訳)
―収録作―
「目には目を」An Eye for a What? (1957)
「あの火星人をつかまえろ」Catch that Martian (1952)
「四身一体」Four in One (1953)
「壺の中の男」Man in the Jar (1957)
「時を駆ける」Extempore (1956)
「何なりと御質問を」Ask me Anything (1951)
「ディオ」Dio (1957)
投票コメント
全17件
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SF作家デーモン・ナイト、日本で唯一の短編集。収録作は全て初訳です。GOOD!1
あちこちの雑誌に掲載された短編も含め思うのは、知的成熟とアイディアの多様さと切れ味において1950年代で最高の作家ではないだろうかということです。
本書では「ディオ」がシュールな後年の長篇群を思わせて良いですね。でも桁違いに良かったのは「四身一体」です。
共生とはいかなるプロセスか、進化とはいかなる結果であるか。「四身一体」を読むと、発生学と意志力という昔からの論題が“体験”として残り、他のあらゆる文章はこれをイマジネーションでしか提示できていなかったと思わせるのです。事故的に異星のアメーバ状生物の中に落ち込んでしまった数人の男女の変化(へんげ)を通じて、愛の問題まで含んだ葛藤の過程が、ほとんど科学的発見と言い得るほどに明らかになります。生物学SFのジャンルでオールタイムベストに近いですね。復刊してください。 (2002/10/19) -
デーモンナイトの作品をまとめて読みたいです。 (2024/03/07)GOOD!0
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昔、図書館で借りて読んだ本です。楽しんで読んだ経験だけが残っています。折に触れて探しているのですが見つかりません。ぜひ復刊をお願いします。 (2017/04/10)GOOD!0
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この作者の作品が収録されたアンソロジーは必ず購入してきたが、短編に一度もハズレがなかった。本当に素晴らしい作家だと思うのでこの本が復刊され再評価されることを願っている。 (2014/03/03)GOOD!0
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編集者・評論家で優れた業績があるが、SF作家としても評価が高い。アンソロジーで読んだ短篇が素晴らしく、唯一の翻訳本是非復刊を! (2011/10/11)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2002/10/19
『ディオ』(デーモン・ナイト)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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occam's razor