18 票
著者 | マーク・ヘルプリン |
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出版社 | 早川書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784150200930 9784150200947 9784151200779 9784151200786 |
登録日 | 2002/09/16 |
リクエストNo. | 12216 |
リクエスト内容
<上巻>
19世紀末のマンハッタン。
ピーターは雪におおわれた公園を、こけつまろびつ必死に逃げまわっていた。
彼は裏切り者として、仲間の盗賊たちに追われていたのだ。
敵は多勢、ピーターは一人、彼の命もあわや風前の灯かと思われた時、1頭の白馬が現われた。
彼は天の助けとばかりに白馬に跨がるが…。
チャールズ・ディケンズの奇怪な登場人物、ガルシア・マルケスの魔術的リアリズムの手法、
ジョン・アーヴィングの悲喜劇性、トールキンの神話創造力―これらの要素をひとつにして、現代アメリカ文学の旗手が壮大な物語空間を構築した超話題作!
<下巻>
盗賊たちの魔手から逃走中、ピーター・レイクは手負いの天翔ける白馬とともに空から落下した。
おかげで記憶を完全に失うはめになったが、幸い一命だけはとりとめた。
だが、周囲の人々や街の風景が異様に思えるのは、どうやら記憶喪失のためばかりではないらしい―ピーターは、一挙に百年の歳月を飛び超えてしまったのだ!
今や別世界と化したマンハッタンを、ピーターは途方にくれて彷徨うが…。
物語性の枯渇した現代小説に豊穣な“語り”によって活を入れ、ジョン・アーヴィングと人気を二分するヘルプリンの代表作。
(解説)高橋源一郎。
神話とか幻想とか悪夢とかをぶちこんだ都市小説。
エリクソンほど暗くなく、ミルハウザーほど人工的でもない。
投票コメント
全18件
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確かに難解であらすじの書きようもないけれどGOOD!1
もし都市に神話が存在するとすれば、きっとこのような物語になるのだろう。
過去と現在にまたがるニューヨークの街の描写がため息をつくほど美しく
壮大な詩のように香り高く幻想的な作品。
ファンタジーへの既成観念をかなり揺るがされた覚えがあるなー
変な言い方だが、この作品だけでこのジャンルを極めている気がする。
隠れた名作とするにはあまりにも惜しい。 (2003/05/20) -
たった一冊(上下巻ですが)なのに、GOOD!1
たくさんの物語が詰め込まれていて、再々読したくなる本。
ぜひ復刊をお願いします。
舞台は過去と現在のN.Y.。
摩天楼のそびえる大都会と、
そこで起きる不可思議な出来事が調和して
FTだけではない、独特の雰囲気を醸し出しています。
蛇足ですが、最近邦訳の出た
ミルハウザー「マーティン・ドレスラーの夢」を読んで
この本を思い出しました。 (2003/01/08) -
よみたい (2010/04/29)GOOD!0
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大好きな小説です。いつでも読み返せるように、復刊を希望します。 (2006/01/13)GOOD!0
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すき (2005/11/25)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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ウィンターズ・テイル 上 | 1,078円 | アマゾン |
ウィンターズ・テイル 下 | 1,078円 | アマゾン |
NEWS
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2014/12/03
『ウィンターズ・テイル 上』販売開始しました! -
2014/12/03
『ウィンターズ・テイル 下』販売開始しました! -
2002/09/16
『ウィンターズ・テイル』(マーク・ヘルプリン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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